極上イケメンと溺甘同居。 〜何もかも失った私が、イケメン建築士に毎日愛された結果。〜
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同居を始めてもう少しでひと月が経つ頃。初めて彼と身体を重ねてからと言うものの……ほぼ毎日、抱き潰されていた。
本当、勘弁してほしい……そろそろ仕事に支障が出てしまいそうで怖い。
だけどなんだかんだ受け入れてしまうのは、彼に少しだけ惹かれているのがあるからだ。体の相性がいいから好きになったのではなくて、彼の普段の優しさや仕事に向き合う真摯な姿にドキドキして。意識していたら、あれよあれよと好意を寄せてしまっていた。
「……ねぇ、暖乃さん」
「は、はい」
「明日……もう、今日か。今日はお休みなんだよね、お仕事」
今は、身体を重ねた後の眠る前の時間……最近はこの時間で、色々話をするようになった。まぁ、深夜の二時だけど。
「そうですね、明日はお休みをいただいています」
「そうか、じゃあ。デートに行こう」
「えっ!? ど、どこに?」
「それは秘密。じゃ、寝よっか……九時にアラーム設定しておくね」
優澄さんはスマホをパパッと弄ると、いつものように抱きしめる。
「教えてよ、優澄さんっ」
「だから秘密。楽しみにしてて」
こんな言い合いをしていれば、もともと眠かったのか眠気がピークを迎えてしまい……気付けば朝になっていた。