極上イケメンと溺甘同居。 〜何もかも失った私が、イケメン建築士に毎日愛された結果。〜
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「……では、今日からお世話になります。よろしくお願いします」
「いらっしゃい、楠村さん。上がってください」
その翌日、私はホテルをチェックアウトをして梶原さんのお家にお邪魔していた。
梶原さんのお家は、高級住宅街の端っこにあるレジデンスで外観は豪邸だった。
元々は、小さな会社を経営している母方の叔父家族が住んでいたらしいんだけど娘が結婚して家を出たので夫婦は憧れの田舎に住むことになったからと譲ってもらったお家だそうだ。
タイミングよく、設計事務所を設立と同時にフリーランスになったところので仕事場を兼ねているとのことだった。
「楠村さん、まずお部屋に案内するのでこちらへ」
「あ、ありがとうございます……に、荷物! 私持ちます!」
「いえ、大丈夫です。二階に上がりますし大変なので」
梶原さんは荷物を私からスッと奪うと、それを持って階段を先に上がり始める。中に入って思ったけど、アンティークな西洋風な雰囲気で素敵なだなぁ……外国には行ったことないから西洋風っていうイメージだけ、だけど。