【中】今さら、付き合いたいなんて。
す、凄いです。




「やっぱり“優等生”の言葉はズレてて気が抜けますね」


「い、嫌味かよ……ってか、芹香を待たないと!」


「あぁ、そういえば一緒にいましたね。どうしたんですか?」


「飲み物買いに行くって、外出てって……何、見てたわけ?」




前を歩く八雲くんに着いて行きながら、あそこに戻ることになる芹香を気にします。

八雲くんは黒髪を揺らしてしれっと言いました。




「教室の窓から見えたので。人気が無いところは不良が好むんですから、近付いてはいけませんよ」


「あ、そ……あたしだって不良だし、近付く権利はあるでしょ?」


「……また絡まれたいんですか? 俺が行かなければどうなっていたか、教える必要あります?」


「う……」

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