庇護欲強めの彼に守られ、愛されました
「もしかして……黒川くん? そうでしょ?」
剣崎さんは私が話しかけたことに驚いて目を丸くした。
ドラゴンアイは暴れながらも、やっと気付いたのかと言わんばかりにフッと口元を緩める。
「知り合い?」
「中学の同級生です」
ドラゴンアイの正体がわかった。
彼の本名は黒川 龍吾。ハンドルネームは本名の“龍”の字をもじったのだろう。
九年ぶりに会った彼は大人になっていて、当時とはかなり雰囲気が変わっていた。
だけど笑ったときに歪む口元が独特で、そこは昔のままだったから記憶に残っていたのだ。
「どうしてストーカーなんかしたの?」
「一年前、偶然SNSで来生を見つけた。お前、俺を振っただろ?」
「え……それは中学のとき?」
黒川は中学三年の夏、私に告白をして交際を申し込んできた。それは今でもはっきりと覚えている。
だけど私は彼を好きではなかったし、高校受験を控えていたのもあって、付き合えないときちんと断ったのだが、そんな九年前のことを今さら蒸し返されてもこちらは困るだけだ。
「来生を自分のものにしたくなったんだ! なのにどうして俺を無視するんだよ! バカにしやがって!」
怒鳴るように大声を出した黒川を制するため、剣崎さんはさらに右腕を捻り上げた。
黒川は「くっ!」と辛そうに顔を歪め、再び静かになる。
剣崎さんは私が話しかけたことに驚いて目を丸くした。
ドラゴンアイは暴れながらも、やっと気付いたのかと言わんばかりにフッと口元を緩める。
「知り合い?」
「中学の同級生です」
ドラゴンアイの正体がわかった。
彼の本名は黒川 龍吾。ハンドルネームは本名の“龍”の字をもじったのだろう。
九年ぶりに会った彼は大人になっていて、当時とはかなり雰囲気が変わっていた。
だけど笑ったときに歪む口元が独特で、そこは昔のままだったから記憶に残っていたのだ。
「どうしてストーカーなんかしたの?」
「一年前、偶然SNSで来生を見つけた。お前、俺を振っただろ?」
「え……それは中学のとき?」
黒川は中学三年の夏、私に告白をして交際を申し込んできた。それは今でもはっきりと覚えている。
だけど私は彼を好きではなかったし、高校受験を控えていたのもあって、付き合えないときちんと断ったのだが、そんな九年前のことを今さら蒸し返されてもこちらは困るだけだ。
「来生を自分のものにしたくなったんだ! なのにどうして俺を無視するんだよ! バカにしやがって!」
怒鳴るように大声を出した黒川を制するため、剣崎さんはさらに右腕を捻り上げた。
黒川は「くっ!」と辛そうに顔を歪め、再び静かになる。