宮野くんに伝えたい想い~夢の世界から戻る方法は『好き』を伝え合うこと
「あーあ、私、卵焼き食べたいな!」
えっ? 葵ちゃん、すごく棒読み……。
「卵あるよ! 作る?」
新井くんが冷蔵庫を指さす。
「違うの! 街の人と物々交換した卵の卵焼き! あっ、そうだ! 結芽、お花の種まく前に、陽希と一緒に交換してもらいに行ってきて? 陽希、結芽をお願いね!」
すごく強引な感じ。
宮野くん、私となんて、嫌だよね?
「私、ひとりで行ってくるから、宮野くんは行かなくていいよ」
「結芽、そういうのがダメなんだってー! もうっ」
葵ちゃんは口をとがらせプンプンしている。
「いや、俺も行くよ。小松ひとりじゃ、心配だし」
そう言いながら宮野くんは物々交換用の野菜をカゴに入れて準備を始めた。
「ごめんね、宮野くん」
「なんで謝るの? いいよ、行こう」
えっ? 葵ちゃん、すごく棒読み……。
「卵あるよ! 作る?」
新井くんが冷蔵庫を指さす。
「違うの! 街の人と物々交換した卵の卵焼き! あっ、そうだ! 結芽、お花の種まく前に、陽希と一緒に交換してもらいに行ってきて? 陽希、結芽をお願いね!」
すごく強引な感じ。
宮野くん、私となんて、嫌だよね?
「私、ひとりで行ってくるから、宮野くんは行かなくていいよ」
「結芽、そういうのがダメなんだってー! もうっ」
葵ちゃんは口をとがらせプンプンしている。
「いや、俺も行くよ。小松ひとりじゃ、心配だし」
そう言いながら宮野くんは物々交換用の野菜をカゴに入れて準備を始めた。
「ごめんね、宮野くん」
「なんで謝るの? いいよ、行こう」