彼女の夫 【番外編】あり
「服部様、お待たせしました」
「・・・・」
スタッフの後ろからやってきた彼女を見て、俺は言葉が出なかった。
色味を重ねて目元を際立たせたメイクも、緩くカールしたヘアスタイルも、彼女のエレガントさを引き出している。
「普段とのギャップがすごいでしょ。自分じゃ絶対できないから、今夜限りだけど・・どう?」
ギャップとか、そういうことじゃなく。
ただただ、見惚れていた。
「いや、そんなの、何度だって機会は作る・・・・。綺麗だよ」
「本当? 玲生さんもすごく素敵。やっぱり着慣れてる感じがする」
「そうか? じゃあ・・行こうか」
俺は彼女に肘を折った左腕を向けた。
腕を絡めて、という合図だ。
彼女の右腕が絡んだのを確かめ、俺たちはショップを出て会場に向かった。
「そうだ・・ごめん、蒼。実は、今夜は食事っていうか・・」
「何かパーティーのたぐい、でしょ? さすがにここまでドレスアップさせられたら、そう思うわよ。でも・・本当に、私でいいの?」
「もちろん。ただ・・・・俺さ、女性とふたりで出るのは初めてなんだよ。だから、列席者の視線がすごいかもしれない」
「そこはもう、玲生さんが責任持ってフォローしてくれる・・でいいのよね?」
俺は、力強く彼女に頷き返した。
俺と一緒にいることで、彼女に不安な思いを抱かせたくない。
俺たちは会場に到着し、まずは親父の待つウェイティングルームを目指した。
「・・・・」
スタッフの後ろからやってきた彼女を見て、俺は言葉が出なかった。
色味を重ねて目元を際立たせたメイクも、緩くカールしたヘアスタイルも、彼女のエレガントさを引き出している。
「普段とのギャップがすごいでしょ。自分じゃ絶対できないから、今夜限りだけど・・どう?」
ギャップとか、そういうことじゃなく。
ただただ、見惚れていた。
「いや、そんなの、何度だって機会は作る・・・・。綺麗だよ」
「本当? 玲生さんもすごく素敵。やっぱり着慣れてる感じがする」
「そうか? じゃあ・・行こうか」
俺は彼女に肘を折った左腕を向けた。
腕を絡めて、という合図だ。
彼女の右腕が絡んだのを確かめ、俺たちはショップを出て会場に向かった。
「そうだ・・ごめん、蒼。実は、今夜は食事っていうか・・」
「何かパーティーのたぐい、でしょ? さすがにここまでドレスアップさせられたら、そう思うわよ。でも・・本当に、私でいいの?」
「もちろん。ただ・・・・俺さ、女性とふたりで出るのは初めてなんだよ。だから、列席者の視線がすごいかもしれない」
「そこはもう、玲生さんが責任持ってフォローしてくれる・・でいいのよね?」
俺は、力強く彼女に頷き返した。
俺と一緒にいることで、彼女に不安な思いを抱かせたくない。
俺たちは会場に到着し、まずは親父の待つウェイティングルームを目指した。