だからこの恋心は消すことにした。
ムカつくムカつくムカつく!
俺はそんなラナにキスをした。
「…っ!エイダン!」
ラナがさらに目を見開き、俺の名前を呼ぶ。
口をまんまと開いたラナの中に俺は無理やり舌を入れてやった。
「ちょっ!んん!」
それからどんなにラナが暴れても俺はラナにキスをし続けた。
やっとラナから離れるとラナは涙を浮かべてやっとあの表情を浮かべていた。
顔を真っ赤にしている。俺が近づくだけで浮かべていたあの表情だ。
今は他の魔法使いたちと同じようにこうやって無理やり引き出すしかないものだ。
「いい気になるなよ。人間」
「え」
ニヤリと笑ってみせるとラナは不安そうに俺を見つめた。
必ずお前の恋心を取り戻してやる。
俺だけがお前を想うなんて嫌だ。
お前も一緒に堕ちろよ。
なぁ、ラナ。