悪役令嬢は推し神様に嫁ぎたい!〜婚約破棄?良いですよ?でも推しの神様に嫁ぐため聖女になるので冤罪だけは晴らさせて頂きます!〜
「そうか。……まあ、此度の不敬は許してやろう。だが、取り調べは受けるのだな。ティアリーゼには必ず聖女となってもらわねば……冤罪など被せられたままでは困る」
「っ……は、い……」
苦しげに了承の言葉を口にしたメラニーは後はただ震えるだけ。
フリッツの方は声を発することすら出来ないようだった。
「……それと」
フリッツ達への言葉が終わると、今度は公爵へと視線を向ける。
「私はこのティアリーゼを妻として望んでいるのだが、父である其方は反対なのだろうか?」
「いえ! 神に見初められたのならば反対する理由などございません!」
ティアリーゼが神官になったことには多少思う所がありそうだが、神の望みに否を唱えることはしないらしかった。
「そうか、それは良かった」
淡々と告げたストラはティアリーゼの小さな手を取る。
そして優しい声を彼女に掛けた。
「これで一先ずは一件落着ではないか?」
「そう、ですわね……」
つい先程までの問答は何だったのかと思うほどすんなりと纏まってしまった。
ストラがいれば全て事足りていたのではないかと思うと少し複雑ではある。
だが、あまり神の手を煩わせるわけにもいかないのでやはりこれで良かったのかも知れない。
神の御前では誰しも滑稽になってしまうのかも知れないと、ティアリーゼは小さく笑った。
「ふふっ……ありがとうございます、ストラ様。これでやっと心置きなく聖女を目指せます」
感謝の言葉を述べると、ストラはティアリーゼだけに見せる柔らかな笑みを浮かべ告げる。
「ああ、心待ちにしている」
と。
END
「っ……は、い……」
苦しげに了承の言葉を口にしたメラニーは後はただ震えるだけ。
フリッツの方は声を発することすら出来ないようだった。
「……それと」
フリッツ達への言葉が終わると、今度は公爵へと視線を向ける。
「私はこのティアリーゼを妻として望んでいるのだが、父である其方は反対なのだろうか?」
「いえ! 神に見初められたのならば反対する理由などございません!」
ティアリーゼが神官になったことには多少思う所がありそうだが、神の望みに否を唱えることはしないらしかった。
「そうか、それは良かった」
淡々と告げたストラはティアリーゼの小さな手を取る。
そして優しい声を彼女に掛けた。
「これで一先ずは一件落着ではないか?」
「そう、ですわね……」
つい先程までの問答は何だったのかと思うほどすんなりと纏まってしまった。
ストラがいれば全て事足りていたのではないかと思うと少し複雑ではある。
だが、あまり神の手を煩わせるわけにもいかないのでやはりこれで良かったのかも知れない。
神の御前では誰しも滑稽になってしまうのかも知れないと、ティアリーゼは小さく笑った。
「ふふっ……ありがとうございます、ストラ様。これでやっと心置きなく聖女を目指せます」
感謝の言葉を述べると、ストラはティアリーゼだけに見せる柔らかな笑みを浮かべ告げる。
「ああ、心待ちにしている」
と。
END


