危険な彼に焦がれて
「まぁ、そうね。でも、買い物に行くにしても別に私1人で行けるから。わざわざ優雅さんと行かなくたっていいでしょ」
「俺も買いたいものがあるんだよ。だから、一緒に行こう?」
「……分かった」
これ以上言い合うのは疲れそうだと判断した私は仕方なく頷く。
「おっ、優雅が勝ったねー!せっかくだし、遠慮せずにいろいろ買ってもらいなよ、珠那ちゃん!」
そう言って、潤さんは面白そうに笑った。
一緒に行くとしても、買ってもらうつもりはないですけど。
「潤さんの言う通り遠慮しなくていいからね。言ってくれれば何でも買うよ」
でも、優雅さんは自分が買うつもりでいるらしい。
「いや、買いたいものがあったら自分で買うからいい」
「俺が払うよ。久我組の情報屋になってくれたお礼として」
「でも、家賃とか何も払ってないのに、服とかも払ってもらうのはさすがに申し訳なさ過ぎる」
「そんなの気にしなくていいよ」