危険な彼に焦がれて
優雅さんは気にしなくていいって言うけど。
そういうわけにもいかないでしょ。
でも、それを言ったらまた堂々巡りになりそうな気がするし……
「珠那ちゃん、諦めて優雅に払ってもらいなよ!優雅は父親の輝悠と同じく1度こうと決めたらなかなか曲げない性格だからさー?」
「……はぁ。分かりました。これ以上同じやりとりが続くのは嫌なので、払ってもらうことにします」
「うんうん、それがいいよー!じゃあ、2人ともいってらっしゃい!」
こうして、優雅さんと私の2人で買い物に行くことが決まってしまった。
*
「これとか似合うね」
「それはどうも」
正直服とかどれでもいいから適当に選んでいたけど、途中から優雅さんが私の服を選び出した。
似合うとか言って。
今は白いワンピースを手に持っている。
私には似合わないと思うけど。