危険な彼に焦がれて


言ったら、どうせ朝した会話をまたすることになるし。


学校帰りにでも、1人で買いに行くことにしましょうか。


「えぇ、もうそれでお願い」


「うん、分かった。じゃあ、会計しよう?」


「それはいいんだけど、まさか全部買う気じゃないでしょ?」


「えっ、そのつもりだよ?」


キョトンとした顔をされ、思わず顔が引きつった。


値札を見ていたけど、どの服も6000円以上する。


試着した服の中には1万を超える服もあった。


試着した服を全部買うといくらになるか、考えたくもない。


「さすがにそれは……」


「珠那ちゃんは慎ましい性格だもんね。でもね、遠慮しなくていいんだよ。俺に払わせてほしいな」


優雅さんって、やっぱり結構強引……  


それにしても、恋人でも何でもない私に対してもこれって……


恋人に対してだったらどうなることやら……

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