危険な彼に焦がれて


「別に私の私服姿なんて面白味ないでしょ」


「そんなことないよ!珠那ちゃんの私服姿は国宝級なんだからね!」


「いや、大袈裟すぎだから」


こういうところは相変わらず。


いちいち大袈裟に言うんだから。


「むぅ、本当のことなのに~!ね、彼氏さんもそう思いますよね!」


そこで、何故優雅さんに振るの……


というか、彼氏って……


そういえば、会計の時の店員さんにも言われたっけ。


端から見たら、私と優雅さんはカップルに見えるってこと……?


そういう雰囲気、皆無だと思うんだけど。


「うん、そう思うよ。制服姿も私服姿もどっちも素敵だし似合ってる。珠那ちゃんって絶対学校ではモテてるよね?」


「そうなんですよ~!珠那ちゃんは気づいていないですけどね!」


いや、まず彼氏ってこと否定してよ、優雅さん。

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