危険な彼に焦がれて


「それは夫婦だからでしょ。恋人でもないのに、そういうことしたら普通気持ち悪がられると思うけど。これからは気を付けた方がいいんじゃない?」


「うん、分かった。気を付けるね。でも、こういうことは珠那ちゃんにしかしないから、大丈夫だよ」

                 
そう言ってにこやかに笑っている優雅さん。


……何が大丈夫なのか分からない。


優雅さんは、私の話ちゃんと聞いているの?


「何が大丈夫なのか分からないんだけど。とりあえず、そのクリームは拭いてよ」


「うん、分かった」


テーブルに置かれている紙でクリームを拭ったのを見届け、ふぅと息をついた。


何か疲れた気がする……


少し残っていたコーヒーを飲みきりテーブルに置くと、同時に優雅さんもパンケーキを食べ終わったようだ。

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