危険な彼に焦がれて


「注文したものを全部完食したし、会計しよう」


「えぇ、そうね」


優雅さんの提案に頷き、立ち上がった。


今回はもう優雅さんの奢りってことになってるいるから、会計の時に言い合う必要はなさそう。


ただ毎度毎度奢ってもらうのは良くないし、何か手を打たないとね。


会計は優雅さんが支払い、カフェを後にした。


「優雅さん、今日はありがとう」


「えっ、うん。どういたしまして。でも、珠那ちゃん。今日は疲れたでしょ」


「まぁ、確かに疲れたけど」


「そうだよね。じゃあ、もう寄り道をせずに帰ろうか」


これ以上どこかに寄りたいとは思わないから、その提案はありがたい。          


「……結局優雅さん何も買わなかったけど、よかったの?」


魁さんの家までの帰り道、疑問を投げかけてみた。

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