離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!



「光寿さん、食べないの? もしかして食べさせてほしいのかい?」

「……っいえ、そうじゃありません」


 彼が近づいてきて鳥肌が立つ。だからすぐに箸を持った。そんな様子を見た男は「ちっ」と舌打ちをする。そんな中、伯母様がトイレにと席を立った。

 伯母様が出て行ってすぐ、男は私に近づいて出ている首筋を触る。その触れる手が気持ち悪過ぎて吐き気がした。


「あの、……やめてください……っ」

「なぜ? 俺たち結婚するんだから、これくらいするだろう?」

「で、ですけどっ……まだ、籍は入れてませんっ!」

「堅いなぁ、さすが薫子が言った通りの生粋のお嬢様だ。だがな、君は薫子に売られたんだよ。それで俺に買われるんだ」


 伯母様に、売られた……?



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