離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!



「借金返済の件は?」

「あぁ……もちろん約束だから返してあげるよ。約束は守るよ」

「……っわ、かりました……」


 お父様の会社を守れるなら、それで良い。
 借金がなくなれば、きっとお兄ちゃんが再建してくれる。


「あなたの、好きに……してください」


 そう声を振り絞って言うが声が震えているのが自分でも分かるくらいに震えていた。


「そうかそうか……はっはっはっ、じゃあ好きにさせてもらうよ」


 そう笑い、ニヤニヤしながら言う男に、これから遊ばれるんだともう戻ることなんてできないんだと思ったら泣きそうになる。

 こんなことになるなんて、予想してなかった。
 だけど、覚悟を決めようと今度は震えず「はい」と答えようと男の目を見たその時、外が騒がしくなるのがわかった。


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