離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!

 
 ガーデン広場に入ると微かだが、鳴き声が聞こえてきた。


「……光寿ちゃん?」


 鳴き声の方に向かって歩き、女の子のようなシルエットを見て声をかける。


「……っだぁれ?」

「あ、俺は六條南都っていいます。十七歳です」

「ナツおにいちゃん?」

「そう、君の名前は?」

「……ゆうき、みこと」


 この子が、光寿ちゃん。
 名前を聞いた瞬間、彼女の周りがキラキラしていた気がする。それに……


「――天使、じゃん」

「てんし……?」

「ぁ、やば……何でもないよ。お父さんたちが探してた。一緒に戻ろう」

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