感想ノート

  • 六行目、「このヒーロとヒロインのヒロイン像が…」です!誤字ってしまいました。(;・∀・)

    彩空百々花 2023/07/31 17:58

  • ずっと前からりひ兄の歴史ものを見ようかどうか迷ってたんです。凄く面白そうで、チラチラと笑そして遂に読み始めてしまいましたぁあー!
    お久しぶりっです!またこうして感想を送れること、めちゃくちゃ嬉しいです😊←私が嬉しくなってどうする
    (ここからは真面目ももでお送りさせていただきます)
    忽那尚晴、忽那朱花。この二人のヒーロのヒロイン像がまず好きです。世の穢れを知らぬ純粋無垢な朱花と、そんな朱花を見守る尚晴の関係性は、すごく素敵なものでした💘

    物語の導入から惹かれ、今はもう80ページほど読み終わり、この感想を書いております。歴史ものということで、甘々なシーンや胸キュンがないことは承知していましたが、りひ兄の手にかかってしまえば朱花と尚晴が交わす会話だけで、胸がじんわりとあたたかくなって胸キュン出来ます。こんな形の胸キュンが書けるのってやっぱりりひ兄だけだなと、改めて思いました!

    物語が進んでいく中で、どうして朱花はあそこまで純粋なままに生きていられるのかと、すごく疑問に思いました。時は江戸時代。身分制度が盛んな時代で、徳川幕府の姫として生まれた朱花は70年もの間、冷たい檻の中で過ごしていました。むごい仕打ちだと思い、泣きそうになりました。

    普通は心が擦り切れていくものです。きっと笑うことさえできなくなっていくものです。それでも明るく前を向いて、周りの人たちに助けてもらいながら尚晴のいる京の都、二条まで辿り着くことのできたその姿がすごく綺麗で美しくて、感動しました……!!

    私はこの物語で初めて、見廻組や新選組のことを知りました。その他にもりひ兄が使う沢山の知らなかった単語を調べては、「りひ兄こんなことまでしってんだすげー(真)」となりましたね😳

    これからの二人の行く末がすごく楽しみです❀
    また結構読み進めたら感想欄にお邪魔しますね!

    男性の登場人物で一番好きなのはやっぱり尚晴だけど、私的にはへーすけもいいですねぇ……。なんというか、少年って感じがすごく出ていて、ぶっきらぼうだけどすごく優しい一面があるところ最高です🫶

    では、またさっそく読み進めてきますー!!
    (この作品読み終わったらりひ兄の歴史もの全部コンプリートしようと企んでいるももでした笑)←

    彩空百々花 2023/07/31 17:56

  • 佐々木さんや桂の名前も出てきたりしないですかねぇ……。勿論これは創作だし,元を生きた人を無かったことにするわけじゃないですけど。物語りの中彼らは生きている。その通りですね。それに,歴史に忠実と言うだけあって(?),何人か分かる人や状況があって嬉しかったです。◇理人◆先生の原点であり,真ん中でもあるような歴史物。今回のシリーズに懸ける想いは,感想への返信を始めこの後書きでも深く伝わりました。私もとっても楽しかったです。毎日いいね押していくのが日課でした🤭 十八万六千字なんて,私は未だたどり着けません……💛

    いっぱい感動したついでに,感想欄ではありますが,せっかくなので少しだけ日常の話もさせてください。寂しいから。あと少しでどうにか締めるので,理人先生もついでに聞いてくださると嬉しいです🤭 やり過ぎるのもあれなので,無難に天気の話かな~。んーぅ……この時間ならこれかな。
    ◇理人◆先生,私一昨日,星を見たんです。見えていようが見えていまいが,私はいつも綺麗だと思ってるんですけど。今日は殊更綺麗に見えました。
    見上げる前に両親に声をかけようとしてしまったんですけど,たまには一人占めです。手が届くような錯覚もまた楽しいので,理人先生も時間があれば是非庭に出てみてくださいね。眩しい星の光は,私含め皆癖になります。いつも変わらずそこにある,無数の星はショートスリーパーな理人先生にもぴったり。お疲れの時こそどうぞお庭へ。

    それからそれから! 私の学校の図書室,リクエスト記入してこの間ようやく入ってきたんですよ!! (『俺の世界には、君さえいればいい。』が)お願いしたの去年の終わり頃だったから(発売直後),もう今年はないって1度言われてて。それが! 来たんです!! 利用人数が少ないとはいえ,生徒が見つけてさえくれれば,きっととても長い間色んな人の手に渡ります。嬉しくてしかたありません😳 っていう報告です!!

    あー,もうないなぁ。急に夕飯の話なんてしたところでですし……今日は一旦締めましょう🤣 

    ◇理人◆先生,重くズッシリ,感想ご無沙汰分だよ💓 ここまで読むの,お疲れさまで……((
    改めまして,素敵な愛すべき作品をありがとうございました……!!!!( ̄□ ̄;)!!💛

                
    多分誰より最多の記録を叩き出してしまった
                 わたがしより🐤

    わたがし 2023/07/23 20:43

    ラストは楽しいお話で締めよっか✨

    わたがしちゃんの学校の図書室にまさかの理人が登場だと😳😳
    わたがしちゃんの粘り強さが勝ってて、とりあえず笑いが起きるよな()

    たぶんかなり微量な力にしかなれないだろうけれど、理人作品を通じて、わたがしちゃんの毎日がもっとキラキラしたものになってくれたら嬉しいです。

    理人よりも理人のこと考えてんじゃねえかなこの子…っていつも自惚れてますので、これからも続行で頼むぞ←


    星、無事にきれいなものが見れたようで良かったです。

    いつも理人ばかりが見ているから、もしかすると届けられるんじゃないかって勇気を出して正解でした。

    その星は、わたがしちゃんがいる限り輝きつづけるよ、きっと。

    いつまでも君にとっての“光”であれますように。


    たくさんの感想、本当にありがとう。ここまで読んでくれてありがとう。
    これからも変わらず愛してやってください🌟


    p.s. ちなみにわたがしちゃんにこだわりがあるならぜんぜん大丈夫なのですが、もっと気軽に読んでくれていいからね…?

    先生呼びは個人的に慣れないというか、堅苦しくておおう…ってなると言いますか、そんなキャラでもねえのよ😇←


    理人

    作者からの返信 2023/07/24 18:03

  • 楽しい,楽しかった。それだけを続けられないのが,とても悲しいです。しばしの別れだと,朱花だけは信じていたのに。突然冷たい水に押された気持ちは,どれくらいでしょう。笑って見送る兄貴はそれでも自分で道を決めていて。親孝行で,義理堅い早乃助が,本当に最後まで思いやり溢れてて。いつも,より的確にその場を理解してる早乃助の口調が,ほんとに好きでした。只三郎の決断の早さや,気持ちを汲む繊細さも。

    はーーー。斎藤さん。前シリーズ,番外での再開までなにしてたのかと思ったら……あちこち行ってたんですねぇ……
    へーすけも,離れたくなかった大好きな場所を離れて,最後には背じゃなく正面向いちゃうなんて。へーすけの思い浮かべる人や未来は,どうなだったんだろうと考えてしまいます。
    只三郎の最後を見た人が,土方さん。どちらも短歌が好きなのだから,もっと時間があればよかったのにと思わずにはいられませんでした。立場や価値観の対価に,きっと同じような人はたくさんいるのだと思います。

    最後のピンチ,なんかもうはちゃめちゃで。ハラハラと読み進めていました。だって誰に助けられると思います? 尚晴だって切り抜けられそうにないのに。まさかの過ぎてビックリしました。そんでそんなとこと繋がるハッちゃん,勇気ありすぎ……

    ハッちゃんのがよかった,なんて。色んなことを覚えた朱花は,ハッちゃんと尚晴の関係をもしかしたらようやく感じ取ったんじゃないかと,そんなことを思いました。

    『可愛いから許す,可愛いから許すだって!!』

    誰に話すわけでもなく,まんまと2回も同じことを思ったわたがしです。終章は入りから穏やかで,わくわくしました。目的地は……母のようなあの人のもと。彼女の最初の優しさが朱花を救い,導き,巡り帰って来たのだと思うとじーんと来ました。そして成長した朱花が改めてその人へ名前を名乗るのは,めちゃめちゃいいラストだと思います。なんか,いつの間にか,奥さんになってるし……なんかもうはわー,はわーって感じで。文から読み取っていくので必死でした🤣

    感想,という意味ではラストになるのかな……?? 折角書いてくださってるので,読者的なお返事としてちょっと私も対応して書いてみます🤭

    私,歴史疎いんですけど。最近の歴史は丁度同じ頃のお話なんですよ💓 病死した方の徳川に,最後の徳川。そんでもって,大政奉還。

    わたがし 2023/07/23 20:44

    早乃助と斎藤もそうですし、結局は朱花の世話を焼いてくれる平助、只三郎から託されたバトンを受け取る土方。

    切っても切れない関係が表現できていたら嬉しいです。

    そして坂本龍馬。
    わたがしちゃんが言ってくれたとおり、彼は本当は浅葱色シリーズで完結させたかった人物でもありました。

    ですが今回の裏主人公として、欠かせない立ち位置になってくれた。

    立場は敵、暗殺したのは見廻組。
    でも尚晴も龍馬も、お互いにお互いを殺すことはできなかった。

    そこには口約束で交わした「友」という関係と、やはり朱花という存在があったからだと思いますね。

    早乃助は、なんとも彼らしかった。
    この一言に尽きますね。

    ふたりを川に落としたとき、あんなにもいつもグチグチペラペラ言っていた男が、洞察力に優れ、いつも周りを見ていた男が最後選んだ言葉は「元気でね」。

    最後は兄貴として、言葉ではなく行動で示した。
    それが理人が描いた、桂早乃助という男でした。

    そして何より、理人は浅葱色シリーズでは近藤さんが。今回は只三郎がやっぱり大好きです。

    彼らはやはり「親」なんだと、それを読者様たちへ深く理解させる瞬間は、彼らが身を呈してまで娘のような存在を守るとき。

    それが書いてて苦しくもあり、とてもきれいで、同時にそれしかない残酷さも身に染みて感じます。

    非道な太陽であった佐々木只三郎が、最後は「教え足りなかったことはないだろうか」と朱花を心配しながら命を絶ってゆく。
    ここのシーンは親目線で見ても胸に広がるものがあるのだと思います。

    書き終わったあと、理人は「勝った」と思いました。

    これが、彼らが繋いだ結末。

    もしかすると読者様全員が願った結末ではないかもしれない。
    だとしても、これでいい。これがいい。理人は自信を持って言います。

    物語のなかで確かに彼らは生きていた。

    最後まで一緒に駆け抜けてくれて、本当にありがとう。

    わたがしちゃんの心に何か残ったものがありますように。


    (ラスト4枚目にいきます)

    作者からの返信 2023/07/24 18:02

  • 早乃助は惚れ惚れするほど登場も素敵。思えば一生年の差引きずってるし。最後にはそれがプライドになるんだから,やっぱり巡り合わせの次にくるのは積み重ねなんだろうなと思います。

    朱花,朱花! んふふ,初めて名前を貰った瞬間! すぐにすらりと飛び出たのを見るに,もしやもしかして,忽那くんは(忽那ってめっちゃ綺麗だな)何度もシミュレーションしていたのかな~?? そんな妄想に更ける夜。悪くないですむふふ。

    少しずつお互いを知っていく関係。なぜ時々そうも小悪魔になれるのか最大の謎な朱花と,何故お酒が入っても入らなくてもただ漏れなのか謎な尚晴,ほんと微笑ましいです。

    そんでやっぱ,ハッちゃんが可愛い。朱花に使うタメ口が,なんか私らの使うタメ口とちがう。なんか,すんげぇかわいい。そんで,私も桂にかわいいって言われたい。沁々されたい……!!!!!

    それから……また話は変わり。見廻り組とこの作品で同じくらいの活躍をしている人達がいますよね……
    新撰組のメンバーです。へーすけ,大好きだったなぁ。めっちゃいいお兄ちゃんだった。だって,朱花だけじゃなくてへーすけも朱花のことめっちゃ好きじゃないですか。じゃなきゃ,ちょっと気にかける程度じゃ,新撰組止めた後にこれからはもっとあえるなんて言わないですよね。あそこめっちゃきゅんってなるんです。朱花じゃなきゃルートまっしぐらですよ。石の局長は相変わらずズッシリ素敵ですし,鬼でおとーふな副長は,何だか今回イケメン度ましましじゃありません??? それに私の大好きな沖田さん,ソロのシーンがとても嬉しかったです。……言うことは切なかったけど。それでも朱花との小さな時間が,彼にとっても有意義だといいなって思いました。

    そしてここは外せない。◇理人◆先生の言葉をお借りすると,裏主人公の龍馬さん。変な人だけど,常に誰かを想う側の人だった彼。シリーズを越えていなくなった龍馬さんは,ほんとに裏であろうと主人公そのものでした。見る方向を定めていて,まだ若い尚晴に葛藤を与える彼は,とても重要な人物だったと思います。

    とはいえ,重要なキャラクターって1人ではないんですよね。寧ろ全員なわけです。早乃助,とかね。只三郎や他の隊員も,見送りに未来へ走る朱花の笑顔をきっと焼き付けたのだと思うと,苦しいです。

    わたがし 2023/07/23 20:44

    朱花の屈託のない純粋さは、時に誰かに幸せを与え、時に何かを忘れさせ、同じように忘れたいことや無くしたいものまでをも簡単に暴いてしまう。

    それが後々の見廻組のメンツたち、尚晴をはじめ、只三郎や早乃助の本当の部分をも引き出していくんだろうなと。

    そうなんです。
    実は朱花は、自分の後悔のようなものも最初に自ら無意識にも暴いてしまっているんです。
    「生まれてきてごめんなさい」と、徳川家に対してこの時点で感じていたんです。

    そういう部分もまた深く考察できる鍵のようなものですね。

    ちなみに最初、朱花に命のお話をしてくれた橋の下のお爺さんは、仏様の具現化として置いた、朱花にしか見えない幻です。つまりは神様のような存在です。

    もしそのお爺さんに「向こうの橋の下にしなさい」と言われなかったら、尚晴とも出会えていませんでした。

    すべての出会いに意味があり、繋がっていく。

    尚晴は、常に背伸びをしては大人になろうとし、目に見えない何かにいつも怯えている青年なんだろうなと理人は感じました。

    そんな彼を年相応な姿に戻してしまうのもまた、朱花。

    ハツネとの件では、わたがしちゃんのことまでも振り回してしまい、そこは理人としても申し訳ないです。

    ただ、ハツネはあんなにも「武家」を使って尚晴を手に入れようとしましたが、最後は身分を売ってまでも尚晴と朱花を救ってくれと朝廷に頭を下げた。

    彼女の成長も大きいものだろうし、ハツネの優しさ、愛、それを実感した尚晴は朱花を連れてまた改めてお礼を言いに行ったと思います。

    ハッちゃんは確実に幸せになります、だから大丈夫。

    そして我らが新選組メンバー。

    「近藤さんが石っつうのは認めるが、誰が豆腐だコラ」という、土方という男を表しまくるこのセリフが理人は大好きです。

    彼はこの時点で朱花のことを「面白い奴」と認めただろうし、そんな一部始終を見つめていたどこかの甘味大好き青年から梓にも伝わって笑われるという、そんな賑やかな後日談があったのではないかな(笑)

    相変わらず懐の広すぎる局長、そして今回欠かせなかった平助。

    平助は浅葱色シリーズではそこまで深く描かなかったぶん、この作品で彼の葛藤も描きました。

    見廻組は、新選組がいなかったら成り立たなかった組織。
    新選組とは兄弟であり、同じ誠に集った武士。


    (3枚目いきます)

    作者からの返信 2023/07/24 18:01

  • こんばんわ~! ◇理人◆先生! 途中から『あ,これは理解しなきゃなところ。いつもだけど,今はそれが多くて種類豊富になるところ』とこの場所に来れない日々が続き,とっても寂しかったです(´;ω;`) それからこれだけは……パッタリだったけど,愛想つかしたとかじゃないですよ。完結おめでとう&お疲れ&ありがとうございます💗 実は早速2週目のわたがしです!!!

    2週目はいって最初に目についたのは,朱花(こんなにしっくりくる素敵な名前なのになぜ予測変換出来ないのだろう)の一人称でした。もうすっかりわたしが定着してて,朱花の変化に触れられます。長屋のお母さんも,ほんとにいい人過ぎて。朱花の異常的な世間知らずや愛嬌があったからだとは思いますが「1番ヤバいとこの牢には裸で入っていたが,悪いことはなにもしていない」をすぐに信じてくれて……城のめちゃ近くにすんでいながら迷いなく逃げろと言ってくれるところ。夫のこともあるけれど,その話以前にまだ着れるだけの服をくれるところ。すっごいお人好しですよね。子供がいて,食はぎりぎりで。でも衣をくれ最後はお金もくれる。まじ幸せになってくれって思いましたよね。そしてそんないい人が,ただの(って言いきっちゃうとあれだけど)通過過程に甘んじてる訳がないんですよね。それはまた後ろに書くんですけど,兎に角今年のコ⚪ン映画見終わった時と同じような驚きでした。(あの人が的な意味)身ぐるみはごうとしてた人結局優しい人も,そんな必要はない人……健やかに生きよ,そうですねぇ。生きてて欲しいなら,健康第一ですよねぇぇ。死の近しい時代なら,殊更大きな言葉ですよね……との直ぐ様。出っ鼻挫かれるへーすけがおかしくて笑ってしまいました🤣 その後のことを考えたら負けなので,それ以上は堪えましたけど。ワンチャンへーすけから,名無しの権兵衛以上の呼び名を貰っていたのかと思うと……タイミングって大事ですね。巡り合わせ,もしくは運命とも言うんでしょうか。

    あぁあ。最初からだった。朱花のごめんなさい,は。それに他者が気づいてくれるまで,救われるまで,とても長い時間がかかったこと。朱花の時間軸ではほんの1部でも,とても心が痛みました。早く幸せになってと,つい指が動きました。橋の下,最初に朱花の心を支えたお爺さんは誰だったんでしょう……

    わたがし 2023/07/23 20:45

    もちろん感想に来ていなくとも、わたがしちゃんは抜かりなく理人作品を追ってくれていることは理人が誰よりも知っているので、ご安心を💫

    改めましてお久しぶりです…!
    完結までお付き合いくださり本当にありがとうございました。そして最後まで読破、お疲れ様でした✨

    まさかの2周目、さすがすぎて安定のわたがしちゃんで💛

    理人は今回の『奈落の果てで、笑った君を。』を読み返すたびにわたがしちゃんのことをセットで思い出すような気がします。

    あんなにも意見を交わしてくれた読者様も、あそこまでしっかりとした独自の見解や考察を持って世界にのめり込んでくれる読者様がいること、理人として作者として、すごく嬉しかったです。

    理人作品は基本、1回読んだだけでは完全な読破&理解ができない構造になっています。
    とくに時代ものは、読めば読むほど深さに気づき、同時に混乱させ、読者様に後悔もさせる。

    浅葱色シリーズがまさにそれなので、きっとわたがしちゃんであれば分かってくれていると思います。

    そんな今回の奈落の果ては、理人の時代ものシリーズで右腕が浅葱色だとしたら、左腕の作品にするつもりでした。
    書き上げた今、胸を張って奈落は左腕だと言います。

    それほど命を吹き込みました。

    朱花。この子は理人史上いちばん不気味な主人公です。執筆当初、理人も彼女のことはサイコパスだと思っていましたし、そんな女の子を描くつもりでした。

    だけど朱花の最大の武器は、書いていても読んでいても憎めない、そんなところなんじゃないかなと。むしろそれしか無いくらい、純粋。

    それが最初の、着物&お金を恵んでくれたお母さんとの出会いから始まりましたね。

    確かにとてもお人好しで、何か裏があるんじゃないかと探れないレベルで生活も苦しいはずなのに、助けてくれた。
    そこにはきっと過去に夫に渡せなかった後悔があったんじゃないかなと、理人は考えました。

    次に京にまで案内してくれて、最後はまさかの存在として登場する旅人さん。

    彼もまた、娘を救えなかった後悔を抱えています。

    理人も最後まで読んで、また読み返したとき、朱花にはそういう力があるんじゃないかと思いました。
    人間が抱える後悔や恐怖を引き出す、そんなものが。


    (2枚目いきます)

    作者からの返信 2023/07/24 18:00

  • 理人さんの描く作品ってやっぱり、
    「歪んだ純愛」って感じがしました。
    また感想ちゃんと書きにきますね!

    蓮REN 2023/07/21 11:30

    蓮さん、完結までお付き合いくださり、本当にありがとうございました✨

    「歪んだ純愛」
    言われてみて、理人としてもかなりしっくりきました。そうかもしれないです。

    ただその「歪んだ」は、悪い意味の「歪んだ」ではないのだと思います。純粋な愛の重さだったり、だけど相手のためなら手段を選ばない非道さだったりも含まれていて、確かに理人作品らしいなと。

    ぜひぜひお待ちしてます!!
    いつでも理人は両手を広げてますので!


    理人

    作者からの返信 2023/07/22 22:36

  • 完結おめでとうございます。そして最後までありがとうございました。一緒に走れて本当に幸せだった。
    後書きでは他ジャンルに埋もれるなんて仰っていましたが、「浅葱色の約束」から理人さんを知って惹かれた私としては、理人さんの顔のようなものだと感じています。

    身ぐるみはいで行こうとしていたおじちゃんがこんな所で……。竜馬さんも、この人も、全部が繋がっていて、命をかけて繋いだ結果だった。

    「愛してくれてありがとう」を朱花ちゃんが理解する日はそう遠くないような気もしています。
    尚晴の成長、朱花ちゃんの成長、2人が努力して築いてきた人との関わり、全部が成るべくして成ったラストだったのかなと。でも成るべくして成ったと言うのも、みんなの生きてきた人生と努力やその全ての前では失礼ですらあるようにも感じます。
    教えていただいた歌は、あれからよく聴いています。これから先も聴く度に思い出して、またこのお話を読みに来るんだ。絶対。

    今回の感想、これ以上何も言うことがありません。全ては理人さんの、尚晴の、朱花ちゃんの、関わったみんなの言葉によって語られて、私はそのままを受け取りました。
    きっとこれからも見に来て今以上の言葉の意味や、行動の意味、深いところをもっと理解します。楽しみだな。

    完結マークが遂に付いてしまった。
    更新が毎日の楽しみであり、完結が楽しみでしたが、やっぱりこうして完結すると寂しさがあります。
    歴史、もっと勉強しようかな。

    これからもずっと理人さんの作品と理人さんが大好きです。
    書き上げてくれて本当にありがとう。

    わさび京 2023/07/21 11:16

    まずまず、最後まで一緒に駆け抜けてくれて本当にありがとう京ちゃん。そしてお疲れさま。
    いつも更新するたびに送ってくれた感想、京ちゃんという存在の思想をまた理人は知れたような気がします。

    むしろ理人を時代ものから入ってくれて、他ジャンルもすべて愛してくれる読者様は京ちゃんが初めてだと思います。
    だからこそ理人にとっても、君は貴重な読者様のひとりです。

    やっぱり一筋縄には行かなくて、山あり谷あり、川あり()、荒れ狂っている物語だったね。残酷なシーンや後半はもう、泣きながら執筆していました。

    伝えたいことはすべて物語の中に込めました。

    たとえ仲間たちは形として存在していなくとも、「勝ち」へと導いてくれる。戦には負けたけれど、確実に彼らは「勝利」した。
    出会ってきた人間ひとりひとりが身を削る思いで繋いできたもの。それが、今回の結末です。

    この物語には、理人はたくさんのメッセージ性を込めています。
    砕いて言葉で説明することがなぜかできないのも、理人が描く時代ものの特徴だと、京ちゃんなら分かってくれると信じて。

    これはもうニュアンスとか、雰囲気とか、心で感じ取るものなんだと思います。

    朱花の言葉、尚晴の言葉、この世の理不尽に対する思い、今の時代も過去の時代も、やはり根本的な問題は変わらないのだと理人は思っています。

    また何度も何度も読むたびに意味が深くなってくる、変わってくる、そんな物語にしてあります。
    最後に朱花が望んだものを見てから、また最初から読むと違った観点が生まれると思います。

    ぜひぜひ安定の京ちゃんで模索し続けてやってください。

    ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。


    『浅葱色の約束。』と『奈落の果てで、笑った君を。』は、理人の時代もので右手と左手のようなものだと、胸を張って言います。


    理人

    作者からの返信 2023/07/22 22:30

  • 完結おめでとうございます。
    いつもなら完結してから読むはずなのに、この作品だけは更新を追いかけてしまいました。そのくらい本当に綺麗で感動しました。
    本当にお疲れ様でした。

    kiki 2023/07/20 23:57

    kikiさん、長い物語、完結までお付き合いくださり、ありがとうございました✨

    一緒に駆け抜けてくださる読者様がいるからこそ、理人の力になっています。
    またふとしたときに思い出すような、そんな物語になっていましたら嬉しいです。

    kikiさんも最後まで、本当にお疲れさまでした💫


    理人

    作者からの返信 2023/07/22 22:05

  • お久しぶりです。この前、理人さんの作品を読破すると意気込んでいた者です。
    少しずつ読み進めて残りはあと1作品になりました。(ちなみにあと半分です。)
    前置きが長くなりましたが、今作もとても良かったです‼
    読んだ後すぐなので、テンション高くてすみません。
    理人さんの作品を読み進める中で気づいた事を勝手に書かせていただくと、登場人物の皆さんはしっかりと筋が通った行動をしていてそれだからこちら側の読者が時代系小説や学生ものであっても感動出来るんだなと感じました。(勝手に語ってすみません。)
    今作もしっかりと読み直して、あと1作品大切に読み切って報告したいです。
    これからもいろんなジャンルの作品を読ませていただきます。長文失礼しました。

    るな 2023/07/20 23:48

    るなさん、お久しぶりです✨

    もちろん理人の頭にインプットされておりました…!まじで制覇してくれようとしている…!!あと1作品だと…!?追いつかれないように新作出さなきゃ(そっち)←

    理人こそ前置きが長くなりましたが、今作品も完結までお付き合いくださりありがとうございました…!

    理人が描く人間って、とくに特別なものは何も持っていないんですよね。周りから羨まれるものだとか、価値と見られる物理的なものだとか。ヒロインも絶世の美少女…!!なんて、誰ひとり存在しません。

    だからこそ、中身。つまりは心がすべてだと理人自身は思っています。

    中身が詰まっていないストーリーは読み終わったあとに何ひとつ覚えていない&頭に残らないのと同じで、中身が詰まっていない人間は誰を、何を動かすことはできないんじゃないかって。

    今回の朱花は、確かに誰にも持っていない特殊な体質を持っていました。けれど、その体質をひけらかすことも、自慢することも、わざわざ鼻を高くして言うこともしなかったと思います。
    むしろ周りからは卑しまれ、ハツネという女の子に「異常者」とまで呼ばれていたほど。

    それでも彼女が本来持っていた「心」の部分。そんなものが今回の結末を迎えたんだと思います。

    なにか少しでも理人が伝えたいものが伝わっていたら嬉しいです。

    ぜひぜひご報告お待ちしてます!!
    その際は…えっと、スタンディングオベーションすればいいですかね…?()

    素敵な感想、本当にありがとうございました💫


    理人

    作者からの返信 2023/07/22 17:47

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