見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
ファミレスで遅めの昼食をとったあと家に戻り、乃愛はご両親に昨日の出来事を電話で話した。
俺も途中で電話を代わり、俺からも説明した。

そして、入籍や結婚式についても話し合いたいと思い、正月に乃愛の実家に行くことにした。


「でもお正月は伊織もご実家に帰るでしょ?うちに行っても大丈夫なの?」

「あぁ、うちは全然。特に問題はないよ、俺も毎年帰ってる訳じゃないしな」

「でも結婚するとなれば、私も私の両親もご挨拶に伺わないとだし…」

「…あまり会わせたくないけど…そうだな、一度は行っとくか…」

「会わせたくないって、何で?…何か私だと都合悪い事でもあるの…?」

あ、乃愛が怖がる言い方だったか。
「違うよ、反対されるとかじゃないから。まぁその逆っつうか」

「逆?…って?」

「うん、まぁ気に入られるのはわかってるから心配しなくていいよ」

「……ん…わかった…」
ふ、あまり納得してないっぽいな。
まぁ会えばわかるから。


あー……早く奥さんにしてぇ……
< 108 / 260 >

この作品をシェア

pagetop