見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
「つーか、おじさんてそんなキャラだっけ?前の奥さんの時と違くね?」
「ハルっ!」
また暖仁くんの頭にペシーン!と瑠那さんの手が飛んだ。
これ、いつもの事なのかな、ふふ。
「ごっごめんね、乃愛ちゃん」
さっきよりすごく申し訳なさそうに言われちゃった。
あ。そっか、普通なら『前の奥さん』の話を出すって失礼なことだし、嫌な気にさせるもんね。
でも。
「いえ、公佳さんの事でしたら知ってますから大丈夫です。ていうか私も公佳さんをお姉ちゃんの様に慕ってますし。ふふ」
「…え?どういう事?乃愛ちゃん、公佳さんと知り合いなの?」
瑠那さんを始め、皆さん不思議そうな顔してる。
「伊織、その辺の事は…」
「言ってないよ。まぁ追々でいいかと思って」
そっか。じゃあ…
「私のことも…全部話しちゃっていいかな」
「あぁ、話しても大丈夫だよ、うちの家族は」
穏やかな笑顔でそう言ってくれた。
伊織も私の家族に話してくれたんだもん。私もちゃんと私の離婚歴とかも話しておきたい。
それに、そもそも伊織との出逢いもそこからだもんね。
だから、私の口からお話しさせてもらった。
伊織と私の出逢いが、私が夫の浮気現場を見た事から始まったこと。それが去年の2月。
その後、伊織にスポーツクラブで担当してもらったこと。
そこで公佳さんにも出逢い、離婚に向けて、そして私が変わるために、色々と良くしてもらい、今も仲がいいこと。
5月の終わり頃、暖仁くんと横浜駅で会ったのが、夫に離婚を突き付けに行った時だったこと。
そしてその翌日には離婚届を出したことも。
先月、私のせいで伊織に大ケガを負わせてしまった事も言ったけど、それは伊織に反論されてしまった。
そして皆さんも『それは伊織が守って当然』という意見で、お父様は『もし守りきれてなかったら我が家の恥だ』とまで言って下さった。
伊織に「だろ?だから乃愛のせいじゃないんだって」と頭を撫でてくれた。
伊織と皆さんの温かい気持ちに涙ぐんでいると、またもや暖仁くんから質問が飛んできた。
「あのさ、ぶっちゃけおじさんと乃愛さんていつから付き合ってんの?乃愛さんが離婚する前?」
ペシーン!
暖仁くんは懲りないというか気にしないというか…ある意味強い子だなぁ…あはは。
「俺と乃愛が付き合ったのは先月だから」
「マジ!?そんな最近!?んでもう結婚すんの!?…つか乃愛さん去年フリーだったんなら俺にもチャンスあったんじゃね!?」
「ねぇよ。付き合い始めたのは先月だけど、俺は乃愛と出逢ってからずっと好きだったからな。もしハルがライバルとしてひょっこり出てきても叩き潰してっから、ハハハ」
「ん?…てことはさ、おじさんは乃愛さんがまだ人妻の時から好きだったの?」
ペシーン!
「…それ言うか……あーそうだよ。でも手は出してねぇぞ、俺の片想いだからな。っつーか何で乃愛は『乃愛さん』で俺は『おじさん』なんだよ」
「だって乃愛さんはマジ天使だし」
「はあぁ?お前が天使言うな」
「いーじゃん言うくらい。 マジ俺の天使だから。部屋に乃愛さんの写真飾っとこうかな」
「ハル、お前~」
伊織が暖仁くんのこめかみをグリグリしてる。
ふふ、子供みたいでかわいい。
「伊織、お前ほんとに変わったなぁ。ずっとカッコつけだったのにな」
柊清さんがニヤニヤしながら口を開いた。
「ほんとにね。子供の頃の伊織に戻ったみたいだね」
京太さんもにこにこして言う。
「乃愛ちゃんの前だと素でいられるってことよね。ねぇみっちゃん、素敵よね~」
「ほんとに。ふふふ、伊織くんにとってそれだけ特別な人なのね、乃愛ちゃんは」
実千香さんは口元に手を当て、優しい笑顔で言った。
「でも…乃愛ちゃんも苦労したのね…」
瑠那さんが私に言う。
「当時は本当に辛かったですけど、伊織をはじめ公佳さんや他にもたくさんの人達に助けてもらったから立ち直れました。でも…今こうしていられるのは、本当に一番最初に助けてくれた伊織のおかげです」
そう言い切って伊織を見たら、暖仁くんに何かのプロレス技みたいなのをかけてる状態でピタリと止まった。
「ふふっ、伊織、暖仁くんを抱き締めてるみたい」
「おわっ!違うって」
パッと暖仁くんから離れちゃった。
その隙にササッと暖仁くんが私の側に来て「乃愛さん、お昼食べたら初詣行こ?」って誘ってくれた。
すると「僕も乃愛ちゃんと一緒に行きたい!」って弟の湊仁くんも言い出した。
「じゃあ、午後イチでみんなで行こっか」と瑠那さんがまとめてくれ、お家のほど近いところにある有名な神社に歩いて行くことになった。
「ハルっ!」
また暖仁くんの頭にペシーン!と瑠那さんの手が飛んだ。
これ、いつもの事なのかな、ふふ。
「ごっごめんね、乃愛ちゃん」
さっきよりすごく申し訳なさそうに言われちゃった。
あ。そっか、普通なら『前の奥さん』の話を出すって失礼なことだし、嫌な気にさせるもんね。
でも。
「いえ、公佳さんの事でしたら知ってますから大丈夫です。ていうか私も公佳さんをお姉ちゃんの様に慕ってますし。ふふ」
「…え?どういう事?乃愛ちゃん、公佳さんと知り合いなの?」
瑠那さんを始め、皆さん不思議そうな顔してる。
「伊織、その辺の事は…」
「言ってないよ。まぁ追々でいいかと思って」
そっか。じゃあ…
「私のことも…全部話しちゃっていいかな」
「あぁ、話しても大丈夫だよ、うちの家族は」
穏やかな笑顔でそう言ってくれた。
伊織も私の家族に話してくれたんだもん。私もちゃんと私の離婚歴とかも話しておきたい。
それに、そもそも伊織との出逢いもそこからだもんね。
だから、私の口からお話しさせてもらった。
伊織と私の出逢いが、私が夫の浮気現場を見た事から始まったこと。それが去年の2月。
その後、伊織にスポーツクラブで担当してもらったこと。
そこで公佳さんにも出逢い、離婚に向けて、そして私が変わるために、色々と良くしてもらい、今も仲がいいこと。
5月の終わり頃、暖仁くんと横浜駅で会ったのが、夫に離婚を突き付けに行った時だったこと。
そしてその翌日には離婚届を出したことも。
先月、私のせいで伊織に大ケガを負わせてしまった事も言ったけど、それは伊織に反論されてしまった。
そして皆さんも『それは伊織が守って当然』という意見で、お父様は『もし守りきれてなかったら我が家の恥だ』とまで言って下さった。
伊織に「だろ?だから乃愛のせいじゃないんだって」と頭を撫でてくれた。
伊織と皆さんの温かい気持ちに涙ぐんでいると、またもや暖仁くんから質問が飛んできた。
「あのさ、ぶっちゃけおじさんと乃愛さんていつから付き合ってんの?乃愛さんが離婚する前?」
ペシーン!
暖仁くんは懲りないというか気にしないというか…ある意味強い子だなぁ…あはは。
「俺と乃愛が付き合ったのは先月だから」
「マジ!?そんな最近!?んでもう結婚すんの!?…つか乃愛さん去年フリーだったんなら俺にもチャンスあったんじゃね!?」
「ねぇよ。付き合い始めたのは先月だけど、俺は乃愛と出逢ってからずっと好きだったからな。もしハルがライバルとしてひょっこり出てきても叩き潰してっから、ハハハ」
「ん?…てことはさ、おじさんは乃愛さんがまだ人妻の時から好きだったの?」
ペシーン!
「…それ言うか……あーそうだよ。でも手は出してねぇぞ、俺の片想いだからな。っつーか何で乃愛は『乃愛さん』で俺は『おじさん』なんだよ」
「だって乃愛さんはマジ天使だし」
「はあぁ?お前が天使言うな」
「いーじゃん言うくらい。 マジ俺の天使だから。部屋に乃愛さんの写真飾っとこうかな」
「ハル、お前~」
伊織が暖仁くんのこめかみをグリグリしてる。
ふふ、子供みたいでかわいい。
「伊織、お前ほんとに変わったなぁ。ずっとカッコつけだったのにな」
柊清さんがニヤニヤしながら口を開いた。
「ほんとにね。子供の頃の伊織に戻ったみたいだね」
京太さんもにこにこして言う。
「乃愛ちゃんの前だと素でいられるってことよね。ねぇみっちゃん、素敵よね~」
「ほんとに。ふふふ、伊織くんにとってそれだけ特別な人なのね、乃愛ちゃんは」
実千香さんは口元に手を当て、優しい笑顔で言った。
「でも…乃愛ちゃんも苦労したのね…」
瑠那さんが私に言う。
「当時は本当に辛かったですけど、伊織をはじめ公佳さんや他にもたくさんの人達に助けてもらったから立ち直れました。でも…今こうしていられるのは、本当に一番最初に助けてくれた伊織のおかげです」
そう言い切って伊織を見たら、暖仁くんに何かのプロレス技みたいなのをかけてる状態でピタリと止まった。
「ふふっ、伊織、暖仁くんを抱き締めてるみたい」
「おわっ!違うって」
パッと暖仁くんから離れちゃった。
その隙にササッと暖仁くんが私の側に来て「乃愛さん、お昼食べたら初詣行こ?」って誘ってくれた。
すると「僕も乃愛ちゃんと一緒に行きたい!」って弟の湊仁くんも言い出した。
「じゃあ、午後イチでみんなで行こっか」と瑠那さんがまとめてくれ、お家のほど近いところにある有名な神社に歩いて行くことになった。