見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
更衣室で着替えていると下腹部に違和感を感じ、トイレに行くとやはり生理が始まっていた。
そろそろだとは思ってたから準備はしてたけど…運動はしない方がいいかな。
伊織に言っておかなきゃ…と着替えをやめて更衣室を出ると、スタッフルームの前で先程のユキさんと話しているようだった。
私からはユキさんの嬉しそうな笑顔が見えているけど、伊織は背中を向けてるからどんな顔して話しているのかわからなくて…
何か声をかけづらいなぁ…と思っていたところに、ケンとカイがやってきた。
「姉ちゃんどしたの、着替えねぇの?」
「あー、ちょっと急に…」
「もしかして女の子の日?」
「…うん」
「じゃあやめといた方がいいよな」
「よくわかるね」
「俺の彼女が生理が重くて、それ見てるからさ」
「俺の彼女もそうなんだよ。だからできるケアはしてあげようと思って俺らそういうの聞いて勉強してさ」
「そっかぁ、二人とも優しいんだね。お姉ちゃん、嬉しいな」
「つか伊織さんは?」
「あ…さっきのユキさん?と話してて」
「あー、あの人ね」
「…その言い方は何?」
「俺、苦手」「俺も」
「何で?」
「ぶっちゃけて言えばイイ男好き。しかも男には媚びて、女には敵意を向けるみたいな感じ。な?」
「そうそう。…なんか伊織さん顔見知りっぽいし、狙われなきゃいいけど」
「そんなことは…」
「まぁ伊織さんが靡くことは絶対ないだろうけどさ」
「だな。…あ、話し終わったっぽいぜ。行ってみよ」
ユキさんが他のスタッフに呼ばれてその場を離れたのを見て、三人で伊織の元へ行く。
「伊織さん、あの人と知り合い?」
「やけに仲良さそうだけど」
「あぁ…まぁ」
「元カノでしょー」
「!…何で」
「伊織さんの反応が普通じゃなかったし、あの人に姉ちゃんのこと紹介しなかったし」
「あぁ…それは…「ほら、ケンもカイもそれくらいにして、行ってきたら?」
…何か聞きたくなくて遮ってしまった。
「あれ、乃愛は着替えないの?」
「うん…ちょっと」
「体調悪ぃんだって、女の子の日で」
「え、大丈夫か?ホテルか実家に戻るか?」
「ううん、大丈夫。とりあえず薬は持ってるし、まだそれほど辛くないから。休憩スペースで待ってるね」
「…姉ちゃん、俺らはまたの機会でもいいよ?」
「ありがと。でも大丈夫。せっかくなんだから行っておいでよ。もし辛くなったら呼びに行くからさ」
「…ん、じゃあちょっとだけ行ってくるね!」
「姉ちゃんは暖かくしてなよ」
「ふふ、ありがとう」
「二人は姉ちゃん思いだな」
「まぁね」
「姉ちゃんが俺らに優しいからね」
「乃愛…本当に大丈夫か?俺も一緒にいようか」
「ありがとう。でもケンとカイを見てあげて?あの子達、伊織に見てもらうの、すごく楽しみみたいだから」
「そっか、わかった。じゃあ長くならないようにするな。あと……ユキさんが元カノって話だけど…詳しくは後で話すから。…不安にさせてごめんな」
そう言って軽く抱き締めてくれた。
不安にさせてって…そう見えたのかな。
「ん、わかった。…じゃあ待ってるね」
すると、伊織がコートを脱いで私に掛けてくれた。
「俺のコートは御守り代わりな。俺の温もり感じてて」
「ふふ、ありがとう。暖かい」
コートに残る温もりと、ふわりと香る伊織の香水の匂いにドキドキして、自然と顔が緩んでしまう。
三人が一緒にジムのエリアへ向かっていったのを見送り、私は飲食できる休憩スペースに移った。
自販機でドリンクを買い、空いてる席に座る。
暖かいお部屋だけど、伊織のコートは羽織ったまま。だって御守りだもんね。
「はぁ………おいし」
温かいほうじ茶を飲みながら、少し前に公佳さんと会った時の事を思い出していた。
そろそろだとは思ってたから準備はしてたけど…運動はしない方がいいかな。
伊織に言っておかなきゃ…と着替えをやめて更衣室を出ると、スタッフルームの前で先程のユキさんと話しているようだった。
私からはユキさんの嬉しそうな笑顔が見えているけど、伊織は背中を向けてるからどんな顔して話しているのかわからなくて…
何か声をかけづらいなぁ…と思っていたところに、ケンとカイがやってきた。
「姉ちゃんどしたの、着替えねぇの?」
「あー、ちょっと急に…」
「もしかして女の子の日?」
「…うん」
「じゃあやめといた方がいいよな」
「よくわかるね」
「俺の彼女が生理が重くて、それ見てるからさ」
「俺の彼女もそうなんだよ。だからできるケアはしてあげようと思って俺らそういうの聞いて勉強してさ」
「そっかぁ、二人とも優しいんだね。お姉ちゃん、嬉しいな」
「つか伊織さんは?」
「あ…さっきのユキさん?と話してて」
「あー、あの人ね」
「…その言い方は何?」
「俺、苦手」「俺も」
「何で?」
「ぶっちゃけて言えばイイ男好き。しかも男には媚びて、女には敵意を向けるみたいな感じ。な?」
「そうそう。…なんか伊織さん顔見知りっぽいし、狙われなきゃいいけど」
「そんなことは…」
「まぁ伊織さんが靡くことは絶対ないだろうけどさ」
「だな。…あ、話し終わったっぽいぜ。行ってみよ」
ユキさんが他のスタッフに呼ばれてその場を離れたのを見て、三人で伊織の元へ行く。
「伊織さん、あの人と知り合い?」
「やけに仲良さそうだけど」
「あぁ…まぁ」
「元カノでしょー」
「!…何で」
「伊織さんの反応が普通じゃなかったし、あの人に姉ちゃんのこと紹介しなかったし」
「あぁ…それは…「ほら、ケンもカイもそれくらいにして、行ってきたら?」
…何か聞きたくなくて遮ってしまった。
「あれ、乃愛は着替えないの?」
「うん…ちょっと」
「体調悪ぃんだって、女の子の日で」
「え、大丈夫か?ホテルか実家に戻るか?」
「ううん、大丈夫。とりあえず薬は持ってるし、まだそれほど辛くないから。休憩スペースで待ってるね」
「…姉ちゃん、俺らはまたの機会でもいいよ?」
「ありがと。でも大丈夫。せっかくなんだから行っておいでよ。もし辛くなったら呼びに行くからさ」
「…ん、じゃあちょっとだけ行ってくるね!」
「姉ちゃんは暖かくしてなよ」
「ふふ、ありがとう」
「二人は姉ちゃん思いだな」
「まぁね」
「姉ちゃんが俺らに優しいからね」
「乃愛…本当に大丈夫か?俺も一緒にいようか」
「ありがとう。でもケンとカイを見てあげて?あの子達、伊織に見てもらうの、すごく楽しみみたいだから」
「そっか、わかった。じゃあ長くならないようにするな。あと……ユキさんが元カノって話だけど…詳しくは後で話すから。…不安にさせてごめんな」
そう言って軽く抱き締めてくれた。
不安にさせてって…そう見えたのかな。
「ん、わかった。…じゃあ待ってるね」
すると、伊織がコートを脱いで私に掛けてくれた。
「俺のコートは御守り代わりな。俺の温もり感じてて」
「ふふ、ありがとう。暖かい」
コートに残る温もりと、ふわりと香る伊織の香水の匂いにドキドキして、自然と顔が緩んでしまう。
三人が一緒にジムのエリアへ向かっていったのを見送り、私は飲食できる休憩スペースに移った。
自販機でドリンクを買い、空いてる席に座る。
暖かいお部屋だけど、伊織のコートは羽織ったまま。だって御守りだもんね。
「はぁ………おいし」
温かいほうじ茶を飲みながら、少し前に公佳さんと会った時の事を思い出していた。