見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
簡単に自己紹介しあった後、北条さんが「そういえば…」「こんなこともあったね」と話してくれた。
次々と出てくる尽きないお話はどれも想像の上を行く溺愛エピソードで、可笑しくも微笑ましくて、聞いてるだけで幸せな気分になった。
「…確か最初、麻依のドレス姿を他の男に見せたくないって言ったよね。だから披露宴に男を呼びたくないって。しまいには、ドレス姿を見るのは俺だけでよくない?ってなこと言ってた様な」
「あはは、言ってたね。それじゃ披露宴の意味ないよ、って言った気がする、私」
「そうそう。そしたらムゥっていじけて」
「そうなの。……ってこんな話つまらないですよね、すみません」
「いえ、すごく楽しいです!聞いてるだけで幸せになるなぁ…」
「…俺、諒さんの気持ち、なんかわかるな。俺も乃愛の可愛い姿を他のヤツに見せたくねぇし……他の話もなんか納得できる。うん」
「え、そうなの?」
それは…嬉しいかも。
それからもしばらく話していたんだけど、寝ていたはるひちゃんが目を覚ましたみたいで少しグズりだした。
「ごめんなさい、ちょっと離れますね」と麻依さんが席を外した。
歩いていった麻依さんを何気なく目で追うと、少し離れたガラス張りのところで、はるひちゃんを優しく揺らしながら外を見ていた。
諒さんと旭くんが見えるのか、はるひちゃんと手を振ってる。
…あれだけ容姿端麗なお二人なら、お互いに美人もイケメンも選べて順風満帆な人生なんだろうな…
ぼんやりとそんな事を考えていたら、北条さんが徐に語りだした。
「…あの二人って美男美女で、どっちも恋愛は百戦錬磨みたいに見えるけど、実は中学生並にピュアでね」
「え、そうなんですか?」
私の考えを見抜かれたような言葉にドキリとした。
「うん。麻依と諒くんはね、それぞれ違うトラウマがあって…二人とも長い間、恋愛ができなかったんだ。特に諒くんはトラウマが大きくてね。そんな二人が職場で出逢って、惹かれあって恋に落ちて…そして二人の人生が幸せに変わっていったの。…だからあの二人は出逢うべくして出逢ったんだなぁ…って思うんだよね。私は麻依の親友として、諒くんと出逢えたことが本当に嬉しく思うんだ」
そう優しい表情で話す北条さん。
「出逢うべくして出逢った…」
「俺達もそうなのかもな」
「伊織……うん、そうなのかもね」
「…お二人も何かご事情が?…あ、ごめんなさい、そこまで聞くのは失礼ですね」
「いえ……伊織、お話してもいいよね?」
「あぁ、もちろん。俺達も諒さんと麻依さんほどではないにしろ人生が幸せに変わってるんだし」
伊織が頭を撫でながら言ってくれた。
だから、私達の出逢いとここまでの出来事を二人でお話しした。
「…そうでしたか…ドラマチックな出逢いとはいえ、相川さんもお辛かったでしょう。……でも本当に、お二人も出逢うべくして出逢ったようですね。素敵なご夫婦になりますよ、あの二人みたいに」
北条さんが言い終わる時に、私達から目線を外した。
その先には、お子さん達を抱っこしてこちらに向かってる諒さんと麻依さんが見えた。
そっか……色々あったから、お二人はお互いを深く愛して、信頼して、尊重して…だから優しい空気を纏ってるんだ…
お二人を、容姿がいいから順風満帆だと思ってしまった自分を恥じた。
「でもほんと中学生並だからあんなに素直に溺愛を表に出せちゃうのよね。百戦錬磨なら逆に出せないか、嘘臭くなるもの。あはは」
北条さんが楽しそうに笑う。
ふふふ、そうかも。
諒さんも麻依さんも、とても素直な人だと思う。
でもそれは現在の話で、もしかしたらそうなるのには…簡単なことじゃなかったのかもしれない。
きっといろんな事を乗り越えたお二人だから、今の素敵な姿があるんだね。
私と伊織もそんな優しい空気を纏う夫婦になれるかな。
次々と出てくる尽きないお話はどれも想像の上を行く溺愛エピソードで、可笑しくも微笑ましくて、聞いてるだけで幸せな気分になった。
「…確か最初、麻依のドレス姿を他の男に見せたくないって言ったよね。だから披露宴に男を呼びたくないって。しまいには、ドレス姿を見るのは俺だけでよくない?ってなこと言ってた様な」
「あはは、言ってたね。それじゃ披露宴の意味ないよ、って言った気がする、私」
「そうそう。そしたらムゥっていじけて」
「そうなの。……ってこんな話つまらないですよね、すみません」
「いえ、すごく楽しいです!聞いてるだけで幸せになるなぁ…」
「…俺、諒さんの気持ち、なんかわかるな。俺も乃愛の可愛い姿を他のヤツに見せたくねぇし……他の話もなんか納得できる。うん」
「え、そうなの?」
それは…嬉しいかも。
それからもしばらく話していたんだけど、寝ていたはるひちゃんが目を覚ましたみたいで少しグズりだした。
「ごめんなさい、ちょっと離れますね」と麻依さんが席を外した。
歩いていった麻依さんを何気なく目で追うと、少し離れたガラス張りのところで、はるひちゃんを優しく揺らしながら外を見ていた。
諒さんと旭くんが見えるのか、はるひちゃんと手を振ってる。
…あれだけ容姿端麗なお二人なら、お互いに美人もイケメンも選べて順風満帆な人生なんだろうな…
ぼんやりとそんな事を考えていたら、北条さんが徐に語りだした。
「…あの二人って美男美女で、どっちも恋愛は百戦錬磨みたいに見えるけど、実は中学生並にピュアでね」
「え、そうなんですか?」
私の考えを見抜かれたような言葉にドキリとした。
「うん。麻依と諒くんはね、それぞれ違うトラウマがあって…二人とも長い間、恋愛ができなかったんだ。特に諒くんはトラウマが大きくてね。そんな二人が職場で出逢って、惹かれあって恋に落ちて…そして二人の人生が幸せに変わっていったの。…だからあの二人は出逢うべくして出逢ったんだなぁ…って思うんだよね。私は麻依の親友として、諒くんと出逢えたことが本当に嬉しく思うんだ」
そう優しい表情で話す北条さん。
「出逢うべくして出逢った…」
「俺達もそうなのかもな」
「伊織……うん、そうなのかもね」
「…お二人も何かご事情が?…あ、ごめんなさい、そこまで聞くのは失礼ですね」
「いえ……伊織、お話してもいいよね?」
「あぁ、もちろん。俺達も諒さんと麻依さんほどではないにしろ人生が幸せに変わってるんだし」
伊織が頭を撫でながら言ってくれた。
だから、私達の出逢いとここまでの出来事を二人でお話しした。
「…そうでしたか…ドラマチックな出逢いとはいえ、相川さんもお辛かったでしょう。……でも本当に、お二人も出逢うべくして出逢ったようですね。素敵なご夫婦になりますよ、あの二人みたいに」
北条さんが言い終わる時に、私達から目線を外した。
その先には、お子さん達を抱っこしてこちらに向かってる諒さんと麻依さんが見えた。
そっか……色々あったから、お二人はお互いを深く愛して、信頼して、尊重して…だから優しい空気を纏ってるんだ…
お二人を、容姿がいいから順風満帆だと思ってしまった自分を恥じた。
「でもほんと中学生並だからあんなに素直に溺愛を表に出せちゃうのよね。百戦錬磨なら逆に出せないか、嘘臭くなるもの。あはは」
北条さんが楽しそうに笑う。
ふふふ、そうかも。
諒さんも麻依さんも、とても素直な人だと思う。
でもそれは現在の話で、もしかしたらそうなるのには…簡単なことじゃなかったのかもしれない。
きっといろんな事を乗り越えたお二人だから、今の素敵な姿があるんだね。
私と伊織もそんな優しい空気を纏う夫婦になれるかな。