見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
…ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ……
ん……朝…?
あぁ…ランニングの時間か。
横になったままスマホを手に取りアラームを解除する。
たまにしている早朝ランニングのためのアラーム時間だから、二人で起きるにはまだ早すぎる。
二度寝するか…と隣を見れば、俺の方を向いて眠る乃愛。
…ふ、可愛い。
やっぱ乃愛は最高の女だよ…
初めて今までにない最高潮に達した乃愛を見たけど、思ってた以上に脳も心もやられて…マジで俺の方がとろかされた。
俺もかつてないほどの快感つーか…ここまで気持ちとカラダが合致したのも初めてっつーか…
俺にとっても初めて最高潮に達したと言えるんじゃないかな。
それに、あれほど俺の名前を呼んで、言葉で表して、俺を求めてくれたのも初めてだ。
いつも言ってくれてるけど、昨日はその比ではなかったもんな。
腕に少し痛みを感じ、見ればそこには軽いアザと爪痕。
…それらは乃愛がどれ程の快楽を享受したのかを物語っている。
たぶん背中にも爪痕があるんじゃないかな。
ふ……その小さな痛みが幸せでたまらない。
そして…まだ誰も見たことのない乃愛を、俺が独り占めした。
もちろんこれからも一生誰にも見せねぇから、一生独り占めな。
乃愛を抱いちゃったら他の女なんて女として目に入らねぇよ、マジで。
穏やかな寝息をたてて眠る乃愛を見ながらそんなことを思っていると、乃愛が、ん…はぁ……と寝言か吐息かわからない声をあげた。
ちょっと色っぽいんだけど…
何の夢見てんの?
何してる夢?
そこに俺はいるの?
段々と気になってしまい、声をかけた。
「乃愛、おはよ」
「ん……おはよ……」
「まだ寝てる?」
「ん……伊織も…いっしょ……に」
と目をうっすらと開けて俺の身体に手を伸ばし、位置を確認すると、布団の中で近付いてきて、ぴたりとくっついて、一言。
「…あったかい…」
そして俺の手を手探りで探しだすと指を絡め……
……また、すぅすぅと寝息をたて始めた。
な…何この可愛いさ……
はあぁ……やーべぇ、可愛すぎじゃん…
もぉ……日本に帰ったら諒に話そ。
この気持ちを素直にわかってくれんのは諒だけだ。