見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
「お待たせして悪かったね」
公佳の話が落ち着いたところに、電話を終えたルークが戻ってきた。
「イオリ、ノア、申し訳ないが明日、僕は案内できなくなったんだ。その代わり信頼できるタクシードライバーを雇ったから、それでもいいかい?」
「ルーク、雇ったって何だ?」
「ハハハ、実は僕の知り合いでイーサンていう男なんだ。彼なら面白いし、何より安心して任せられるからね」
ルークは急な仕事が入ったらしく、明日はそのイーサンが俺達の相手をしてくれるらしい。
「ルークさん、そこまでしてもらってすみません」
「いや、約束を反故にしたのは僕だからね」
「でもお仕事なのに…」
「いいのよ、乃愛ちゃん。イーサンは私も知ってるけど、彼の案内ならきっと楽しいわよ」
「そうですか、それではありがたくイーサンさんにお世話になりますね」
「ところでルーク、そのイーサンはカッコいいのか?」
「ん?ハハハ、全くイオリは……大丈夫、イーサンは愛妻家で子煩悩の太っちょパパだよ」
「そうか、それなら大丈夫かな…」
「大丈夫かなって伊織、何を言ってるの?私がその人にフラフラ行くとでも思ってるの?」
「いや、そーゆうワケじゃ…」
「もぉ……わかった!ホテルに帰ったらお説教だからね!」
「お説教!?」
「んっ、覚悟してね!」
「……わかった……」
「ふふふ、伊織も乃愛ちゃんには勝てないわね。まぁこってり絞られなさいな」
「ハハハ、イオリ、それがいいよ」
「はぁ……お説教かぁ……」
レストランを出てからも二人に茶化されながら、ホテルに送ってもらった。
「ルーク、公佳、今日は本当にありがとう」
「明日は10時にイーサンが来るから、その頃にレセプションに来てくれるとありがたいな」
「了解、ありがとう。明日も楽しみにしてるよ」
「乃愛ちゃん、明日は伊織とベタベタしながら楽しんでね」
「ふふ、ありがとうございます。それではルークさん、公佳さん、また明後日に!」
ルークと公佳の車が見えなくなってから俺達はホテルの部屋に戻った。