見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~

「マジで一瞬たりとも誰にも渡したくねぇんだよ、男でも女でも。乃愛は俺だけ見てろよ」
と、乃愛をベッドに押し倒した。

「いお…り…」

乃愛の目にグッと色気が宿った。
ちょっとSっ気出されるの弱いもんな。
ふ、可愛いくてたまらねぇ。

キスの前にパジャマを脱がそうとすると、乃愛が「待って」と抵抗したが、そのSっ気のまま構わず脱がした俺は、乃愛が着けていたブラとパンツを見て目を疑った。


「乃愛、これって…」

そう言うと恥ずかしそうに身体をもじもじとよじりながら横を向いた。


このブラとパンツは前にネットで買ったやつで、いわゆるセクシーランジェリーというもの。

一応、乃愛と一緒に見ながら「これなら可愛くて絶対乃愛に似合うから」って選んだんだけど、届いても「恥ずかしいっ!着れないっ!」って全然着てくれなかったんだよな。


でも、その下着を〝今〞着けてくれている。


…てことは持ってきたんだよな?

乃愛がこんな下着を旅行先に持ってくる事はまずないと思うんだけど。
(そもそも、着れないっ!って言ってるし)

…何でだ?

って不思議に思うのは当たり前の事で…


「…これ、何で持ってきたの?」

そう俺が問うと、バッ!と一瞬俺を見て、すぐに目線を逸らした。

「教えて?乃愛」

優しく言うと、目を泳がせながら話してくれた。

「……伊織の気持ちが離れそうだったら……私に向けてほしくて……それで……」


ん?

「気持ちが離れそうって、何で?」


「……だって、伊織も公佳さんと久しぶりに会うし……」


あぁ…そっか、ルークだけじゃなくて、乃愛も最初から不安があったのか…

てっきり公佳に会えるのが楽しみなだけかと思ってた…


「じゃあ、もし俺が公佳に心を奪われてる様だったらコレを着よう、って?」


「……うん……」


はぁ……何それ、可愛すぎじゃん。

あんだけ〝恥ずかしくて着れない!〞って言ってたやつを自ら着るくらい俺を繋ぎ止めたいんだろ?

……あー……マジでヤバい。
乃愛の俺への気持ちがすげぇ胸にくるんだけど。


「…で、今これを着けてるのは何で?」

「だって……大好きなのに…伊織がわかってくれないから」

エロい下着姿の可愛い乃愛に、ぷぅ、と口を尖らせてこんなこと言われてみ?マジでたまんねぇから。


…ハッ、そうか!これを着るために風呂は別々っつったのか!


はぁ……もぅ乃愛ってばさぁ……

乃愛の俺に対する愛情のデカさと可愛い思惑に、俺の愛情メーターが振り切れそう……

つーかもう充分振り切ってんだけど。


「なぁ、乃愛。俺にこの下着姿を見せるって、どーゆうことかわかるか?」

「え?」

「朝まで寝かせない」

「や、それはダメだよ…明日は観光もあるし…」

「…そうだな、じゃあぎゅっと濃縮して俺の愛情をわからせてやる」

「…っ」

ただでさえ俺の言葉に戸惑いつつ目にグッと色気が宿る乃愛が可愛いのに、こんなエロい下着なんだもんな…

ほんと今日の乃愛は狂おしいほどに愛おしい。

乃愛、俺の溺愛の深さは諒にも負けねぇからな。覚悟しろよ?

< 226 / 260 >

この作品をシェア

pagetop