見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~

「伊織?どうしたの?」

と、俺の顔を覗き込む乃愛に言う。

「俺を…選んでくれて…ありがとな」


すると乃愛はふふっ、と可愛く笑う。

「ありがとうは私の方だよ。伊織、私を見つけて…愛してくれてありがとう。伊織だから私は幸せになれたんだよ」


…この会話はもう何回も…何十回もしているのに、いつも初めて言われた時みたいに嬉しいんだ。

だから…乃愛をぎゅうっと抱き締めた。


「伊織…」

「愛してるよ、乃愛。これからもずっと……俺だけの乃愛だからな」

「ん、もちろん」

「…だから今日は朝まで寝かせない」

「え?」

「俺、いくつになっても乃愛に対してだけ性欲無制限だからさ、ははっ」

「…でも朝までは…」

「俺はまだまだ大丈夫、四十手前だけど体力も精力も衰えてねぇよ?」

「ち、違うってば…私が…」

「あぁ、乃愛は俺の愛を感じるだけでいいんだから。な?」

「や……」

「どうした?」

「…私も伊織を愛したいもん…」

って……はぁ…
乃愛、マジでいくつになっても可愛すぎだろ。

…もう待てねぇから。


「じゃあ…俺に乃愛の愛を感じさせろよ…朝まで」

俺がちょい強気で男を出して言えば、乃愛はグッと女の顔になるんだよな。


って思ってたのに…


「うんっ、伊織…大好きっ!」
って乃愛に可愛くぎゅうってされた。
あれっ?


しかも、

「もぉ…伊織がパパになってもカッコよくて…ううん、もっと素敵になってて、毎日大好きでドキドキしちゃって…もぉたまらないの!」

って。


だからその言葉とキラキラした笑顔は反則だっての。
俺がメロメロにしてから愛そうと思ってたのに、逆に俺がメロメロにされちゃったじゃん。


…だから。

「俺もっ!乃愛はママになったら可愛さも色気もパワーアップしちゃって、毎日愛しくて大好きすぎてヤバい!」

って笑って…俺を愛おしそうに見る乃愛に優しいキスを落とした。


「じゃ、朝まで愛し合うぞ!」
「そんなに意気込まないとなの?」
「や、そうゆうんじゃねぇけど…つい嬉しくて」
「ふふっ、私も嬉しいよ」
「あーもぉ可愛いこと言うなって!」

とか何とか言いながら…
俺達の熱くて優しい時間は夜中まで続いた。


ほんとは朝までのつもりだったけど、蒼空と悠空のぐずりが始まったから「今日はここまでね」って、ママの顔になった乃愛に言われちゃった。

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