見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
それから二日後。

コンコン
「やほー、つっくん」

「あぁ、ナッシーか…」

「何?元気ないね。傷口が痛むん?」

「どっちかってぇと、胸の傷が痛い」

「ムネノキズ?」

「だって乃愛ちゃん来ねぇし」

「あーそれね。さっき乃愛ちゃんから手紙預かってきたよ。ホイ」

そう言ってナッシーが俺に手渡したのは、一通の封書。

「手紙?何で?」

「俺が知るわけないじゃん?」

「まぁそーだけど」

「あれじゃない?自分のせいで傷を負わせちゃったって責任感じてんじゃない?いい子だからさー」


ナッシーが「読めば?俺、売店行ってくるし」って気を利かせて病室から出てったから、即行で乃愛ちゃんからの手紙を読んだ。

読み飛ばさない様に、一字一句、じっくりと書かれている字を追う。


……………


あぁ……乃愛ちゃん……

やっぱ俺、乃愛ちゃんが好きだ。

乃愛ちゃんじゃないと…だめだ。



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