見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
助手席の九十九さんに指示してもらいながら着いたのは、私でも知っているくらい有名な、新しくて高級なマンションだった。
「…ここなんですか?」
「うん、少し前にこっちに来たら新しいのが建ってたから、どうせなら新しい方がいいし、と思って」
「いやいや…だってここ、賃貸じゃないですよね?」
「うん、だから買ったよ」
「…はい?」
だって横浜にいるん…ですよね?
「車の中で話すのも何だし、とりあえず部屋に入ろうか」
九十九さんが後部座席の荷物を右肩に担ぎ、空いた右手で私の手を握った。
あれ?私、荷物持ちですよね?
私のそんな疑問をよそに、九十九さんは私の手を引きスタスタと足を進めるので、引っ張られるように私も中に入った。
「…おじゃまします…」
「まだ家財道具が揃ってないから殺風景で悪いんだけど。あ、そのソファに座ってて」
そう言いながら、大きいスポーツバッグの中からガサガサと白いビニール袋を出した。
そこにはペットボトルのコーヒーとプリンが二つずつ。
「売店で買ってきたのだけど、よかったらどうぞ」
「ありがとうございます。…プリン?」
「退院祝いしようと思って」
あははっ、て笑う九十九さんを見るのが久しぶりで嬉しかった。
「そうですね、退院のお祝いはしないとですね」
私も自然と笑顔になった。
「乃愛ちゃん、今度ちゃんとした退院祝い、一緒にしてくれる?」
「えっ、私…ですか?」
それは私じゃなくて公佳さんが…
そう考えていたら、それがわかったかの様に九十九さんが言った。
「…そうだったね。乃愛ちゃん、全部話すね」
「…ここなんですか?」
「うん、少し前にこっちに来たら新しいのが建ってたから、どうせなら新しい方がいいし、と思って」
「いやいや…だってここ、賃貸じゃないですよね?」
「うん、だから買ったよ」
「…はい?」
だって横浜にいるん…ですよね?
「車の中で話すのも何だし、とりあえず部屋に入ろうか」
九十九さんが後部座席の荷物を右肩に担ぎ、空いた右手で私の手を握った。
あれ?私、荷物持ちですよね?
私のそんな疑問をよそに、九十九さんは私の手を引きスタスタと足を進めるので、引っ張られるように私も中に入った。
「…おじゃまします…」
「まだ家財道具が揃ってないから殺風景で悪いんだけど。あ、そのソファに座ってて」
そう言いながら、大きいスポーツバッグの中からガサガサと白いビニール袋を出した。
そこにはペットボトルのコーヒーとプリンが二つずつ。
「売店で買ってきたのだけど、よかったらどうぞ」
「ありがとうございます。…プリン?」
「退院祝いしようと思って」
あははっ、て笑う九十九さんを見るのが久しぶりで嬉しかった。
「そうですね、退院のお祝いはしないとですね」
私も自然と笑顔になった。
「乃愛ちゃん、今度ちゃんとした退院祝い、一緒にしてくれる?」
「えっ、私…ですか?」
それは私じゃなくて公佳さんが…
そう考えていたら、それがわかったかの様に九十九さんが言った。
「…そうだったね。乃愛ちゃん、全部話すね」