見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
「ダメ……伊織さん、絶対痛くなるから…」

さっき、軽く触っただけであんなに痛がるんだから…身体全体で無理したらもっと痛い事になるのは目に見えている。

すると、伊織さんの手の動きが止まった。

「乃愛…そんなに心配してくれんの?」

「当たり前でしょう?…好きな人に痛い思いをさせてまでするのは…嫌です…」

「乃愛…」

伊織さんがショーツから手を引き抜き、私を抱き締めた。
「乃愛……俺、絶対乃愛を離さねぇ。こんなに俺を大事にしてくれる乃愛を…絶対離さない」

「伊織さん…」

「乃愛、ありがとう。俺の体の事を心配してくれて…ごめん、俺…自分の気持ちばっかで…」

「ううん、いいんです。それだけ私が好きってこと…なんですよね?」

「うん、すっげぇ大好き」

「あはは、じゃあ治ったら…楽しみにしてますね」

「ん、楽しみにしてて。俺、すっげぇ頑張るから。早く治して早く乃愛を満足させたい……だからそれまでは、俺が痛くならないとこまで色々させて?」


ん?

「…それはどういうことですか?」

「だから、今みたいに乃愛とキスしたり乃愛のカラダを撫でまわしたり舐めまわしたり手でイかせたりとか…」

「やっ、そ…そういうこと言わないでください…恥ずかし…」

「ん?乃愛はM?やべぇ…苛めたくなるな…羞恥心に悶える乃愛とか見てみたいんだけど。何?言葉責めとか弱い?」

…ニヤニヤしながら言わないで…

「…ていうか、治るまでは今みたいなのもダメですからね!」

「えっ、ダメなの?何で!? 今のだって気持ちよかったよね!? つか気持ちよがる裸の乃愛を見たいんだけど!」

「そっそんな恥ずかしいこと言わないで…っていうか…あわよくば…最後までしようと思ってますよね…」

「え…何でそこまでわかった?」

「…何となくわかってきました…伊織さんのそういうとこ」

「そういうとこって…俺をただのやりたがりな奴みたいに言わないでよ!?」

「だって…そう見えますもん…」

「違うって、違うんだって!ただ乃愛が大好きなんだよ…乃愛をやっと捕まえて嬉しくて、マジでどーしよーもないんだよ…」

必死に弁明しながら、最後はシュンとしちゃった。

「あはは、それはわかりましたから」

もう伊織さんがかわいくて愛しくておかしくて、笑っちゃった。

「乃愛……はぁ…だめだ…我慢したくねぇよ……こんな可愛くて優しくて愛しくて…やっと捕まえて目の前にいるのに、これ以上の事ができないとか……はぁ…辛い…」

本当に辛そうに言うから、ちょっと可哀想になるんだけど…でもここは心を鬼にしないと!

「でもダメですよ?」

「乃愛って意地悪なんだ…」

「意地悪じゃありません!心配してるんです!」

「…うん……」

「痛みが無くなるまでの辛抱ですから。治ったらお好きなようにしていいですから、もう少し大人しくしていましょうね?」

「ん?治ったら俺の好きなようにしていいんだ」

「…はい…」

「よし!そしたら抱くのはもう少しだけ我慢する!治ったら乃愛を思いっきり愛して苛めてイカせてっていう朝までコースだからな!本気で寝かせないからな!っあ、それ毎日するからな!」

ビシ!って指さされて言われた…


「…は…はい……え?毎日…?」

しまった…『好きにしていい』は伊織さんには軽々しく言ってはいけない言葉だったんだ…

でも、これで治るまで大人しくしてくれるなら…いっか。ふふ。

(ていうか、朝までコースは毎日はできないんじゃ…。って疑問をぶつけたところで伊織さんにはそんなことどうでもいいんだろうな…きっとその辺りのことは何も考えてない気がする…いや、もしかしたら実際に朝までコースを数日でもやり遂げるかもしれない…うん…伊織さんならやりかねない…)

そんな事を考えていたら、伊織さんが座ったまま私を優しく抱き締めた。
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