見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
「ねぇ、少し前の事件は?逢坂さんは関係してるの?」
梨本さんが葉月に聞いた。
「少し前の…事件…?」
「うん、乃愛ちゃんを拉致しようとしたやつ」
「あ…」
「知ってるんだね?」
「……はい」
「あれはどうしようとしたの?」
「……私、婚約が潰れたんです…」
「それで?」
「不倫してた事が婚約者にバレてて…向こうも浮気してたのに、こっちは不倫だからって私のせいでの婚約解消って一方的に言われて…しかも親から紹介された人だったから親もメンツが潰れたとかで怒って…。それでタイミング的にてっきり乃愛がバラしたんだと思って…問い質そうと…」
「拉致まがいな事を計画した、と」
「はい……」
「問い質すだけ?その後、あの男を使って乃愛ちゃんに何かさせようとしてた?」
「そんなこと!…ただ……あの時はカッとなってて……いきなり連れ去る事で少し怖い目に合わせようと…」
「あの男は逮捕されたけど、逢坂さんには連絡はなかったの?」
「あの男が逮捕って……あの…どういう事ですか?…確かにそう計画はしたんですけど…バラしたのが乃愛じゃないってわかったからその計画は取り止めたんですけど…もちろんその人にも言いました」
「あの男への報酬は?」
「……えっ…と……」
「もしかして、逢坂さんが一晩付き合うとか?」
「……はい……お金よりそっちがいいと…」
「そうか…これで辻褄が合うな。じゃああれは単独ってことか…」
「みたいだね」
梨本さんと伊織が顔見合わせてる。
「葉月」
私は座る葉月の目の前に立つと、顔を上げた葉月に平手打ちした。
パン!と乾いた音がフロアに響く。
「乃愛……」
「バカ!やるならあんたが私にやりなさいよ!憎いなら、あんたが!直接!私にやりなさいよ!あんたが男を使おうとするから……だから伊織さんが切られたんじゃない!」
「え、切られた?…伊織さんて…九十九さんが?」
「そうよ!あの男が無理やり私を連れていこうとして、それを止めようとした伊織さんを、あの男がナイフで切りつけたのよ!」
「嘘……」
「嘘なんかつかない!」
「そ…そんな……」
青い顔をしている葉月に、梨本さんが問いかけた。
「あのさ、婚約者にバラしたのが、何で乃愛ちゃんじゃないってわかったの?」
「…別の人の奥さんだったんです、相手にバラしたの」
「別の人って事は、他にも既婚者と付き合ってたの?」
「はい…」
「なに…葉月…他にも不倫してたの?」
「……うん…」
「はぁ…バカじゃないの?あんたってそこまでバカだっけ?…昔の葉月はどこいったの?」
「…乃愛にはわからないよ…」
「えぇ、わからないわよ。不倫する人の気持ちなんか、わかりたくもないわ!」
「でも、誰かにすがりたかったの!辛くて…」
「…辛くて…誰かにすがりたくなる気持ちはわかるよ。私もそうだったし…でもね、限度があるでしょ。越えてはいけない一線てのがあるでしょう」
「……っふ……ひっく……うわぁぁ……乃愛ぁ…ごめん……ごめんなさいぃ……あぁぁ……」
葉月が椅子から降り、私の足にしがみついて…泣いた。
そして葉月の手がずるずると下がり、また床に突っ伏した。
私はその場にしゃがみ、その肩を撫でていた。
梨本さんが葉月に聞いた。
「少し前の…事件…?」
「うん、乃愛ちゃんを拉致しようとしたやつ」
「あ…」
「知ってるんだね?」
「……はい」
「あれはどうしようとしたの?」
「……私、婚約が潰れたんです…」
「それで?」
「不倫してた事が婚約者にバレてて…向こうも浮気してたのに、こっちは不倫だからって私のせいでの婚約解消って一方的に言われて…しかも親から紹介された人だったから親もメンツが潰れたとかで怒って…。それでタイミング的にてっきり乃愛がバラしたんだと思って…問い質そうと…」
「拉致まがいな事を計画した、と」
「はい……」
「問い質すだけ?その後、あの男を使って乃愛ちゃんに何かさせようとしてた?」
「そんなこと!…ただ……あの時はカッとなってて……いきなり連れ去る事で少し怖い目に合わせようと…」
「あの男は逮捕されたけど、逢坂さんには連絡はなかったの?」
「あの男が逮捕って……あの…どういう事ですか?…確かにそう計画はしたんですけど…バラしたのが乃愛じゃないってわかったからその計画は取り止めたんですけど…もちろんその人にも言いました」
「あの男への報酬は?」
「……えっ…と……」
「もしかして、逢坂さんが一晩付き合うとか?」
「……はい……お金よりそっちがいいと…」
「そうか…これで辻褄が合うな。じゃああれは単独ってことか…」
「みたいだね」
梨本さんと伊織が顔見合わせてる。
「葉月」
私は座る葉月の目の前に立つと、顔を上げた葉月に平手打ちした。
パン!と乾いた音がフロアに響く。
「乃愛……」
「バカ!やるならあんたが私にやりなさいよ!憎いなら、あんたが!直接!私にやりなさいよ!あんたが男を使おうとするから……だから伊織さんが切られたんじゃない!」
「え、切られた?…伊織さんて…九十九さんが?」
「そうよ!あの男が無理やり私を連れていこうとして、それを止めようとした伊織さんを、あの男がナイフで切りつけたのよ!」
「嘘……」
「嘘なんかつかない!」
「そ…そんな……」
青い顔をしている葉月に、梨本さんが問いかけた。
「あのさ、婚約者にバラしたのが、何で乃愛ちゃんじゃないってわかったの?」
「…別の人の奥さんだったんです、相手にバラしたの」
「別の人って事は、他にも既婚者と付き合ってたの?」
「はい…」
「なに…葉月…他にも不倫してたの?」
「……うん…」
「はぁ…バカじゃないの?あんたってそこまでバカだっけ?…昔の葉月はどこいったの?」
「…乃愛にはわからないよ…」
「えぇ、わからないわよ。不倫する人の気持ちなんか、わかりたくもないわ!」
「でも、誰かにすがりたかったの!辛くて…」
「…辛くて…誰かにすがりたくなる気持ちはわかるよ。私もそうだったし…でもね、限度があるでしょ。越えてはいけない一線てのがあるでしょう」
「……っふ……ひっく……うわぁぁ……乃愛ぁ…ごめん……ごめんなさいぃ……あぁぁ……」
葉月が椅子から降り、私の足にしがみついて…泣いた。
そして葉月の手がずるずると下がり、また床に突っ伏した。
私はその場にしゃがみ、その肩を撫でていた。