求愛一夜~スパダリ御曹司の旦那様に独占愛を注がれています~
「暁人、この部屋すごく素敵」
「美月はこういうベッドに憧れがありそうだよね」
「もしかして私の為に?」

ふたりだけの室内に声を響かせたら、灼けつくような瞳を注がれる。

「違う。ふたりの為だよ……」
 
吐息を感じる距離から甘く囁かれ、優しい口づけが私の唇を封じた。その最中も私を知り尽くした指がTシャツをたくし上げ、瞬く間に肌が晒される。

昨晩より性急に、暁人は私の身体にやまない甘美な雨を降らせた。それは慈しむように優しく、時折熱情を抑えきれないように激しく、緩急をつけながら私を高みへと(いざな)った。

甘美な奉仕に操られるまま、堪えきれない吐息が漏れてしまう。

悩ましい声を聞かれるのは初めてじゃない。それでも羞恥で身体が火照って仕方ない。それ以上の声が出ないように唇を腕で押さえつけたら、彼が熱が籠った瞳で訴えた。

「美月……俺の為にも我慢しないで」
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