愛が溢れた御曹司は、再会したママと娘を一生かけて幸せにする
事実は違うけれど、喜ぶふたりには真実を話せそうにない。それに遠回りしたけれど、私たちがこれからもずっと一緒に生きていくことには変わりないのだから、話すことはないだろう。
遼生さんも同じ考えだったようで、「そうなんです。彼女にはとても感謝しています」と答えた。
それを聞き、佐々木さんは私と遼生さんを交互に見る。
「本当に娘を助けようとしてくださり、ありがとうございました。……残念ながら娘は亡くなってしまいましたが、どうかそのことを気に病むことなく、碓氷さんには娘の分まで幸せに生きてほしいことをどうしても伝えたくて、お父様に無理を言ってお時間をいただきました」
「娘もそれを天国で望んでいるはずです。どうかご家族で末永く健康に幸せに暮らしてください」
そう話すおふたりの目からは、涙が溢れ続けていて私まで泣きそうになってしまった。
「ありがとうございます」
きっと優しい遼生さんのことだ、口には出していないけれど、助けられなかった女の子のことで気に病んでいたはず。
でも女の子のご両親に言われたことで、少しでも彼の気持ちが軽くなったならいいな。
三人のやり取りを彼の隣で見ていると、佐々木さんの奥さんが遼生さんの腕の中で眠り凛を愛おしそうに見つめた。
「可愛いお子さんですね。お名前はなんて言うんですか?」
佐々木さんの奥さんに聞かれ、「凛です」と答えると、なぜかふたりは顔を見合わせて驚いた。
そして再び凛を見つめ、さらに涙が溢れ出す。
遼生さんも同じ考えだったようで、「そうなんです。彼女にはとても感謝しています」と答えた。
それを聞き、佐々木さんは私と遼生さんを交互に見る。
「本当に娘を助けようとしてくださり、ありがとうございました。……残念ながら娘は亡くなってしまいましたが、どうかそのことを気に病むことなく、碓氷さんには娘の分まで幸せに生きてほしいことをどうしても伝えたくて、お父様に無理を言ってお時間をいただきました」
「娘もそれを天国で望んでいるはずです。どうかご家族で末永く健康に幸せに暮らしてください」
そう話すおふたりの目からは、涙が溢れ続けていて私まで泣きそうになってしまった。
「ありがとうございます」
きっと優しい遼生さんのことだ、口には出していないけれど、助けられなかった女の子のことで気に病んでいたはず。
でも女の子のご両親に言われたことで、少しでも彼の気持ちが軽くなったならいいな。
三人のやり取りを彼の隣で見ていると、佐々木さんの奥さんが遼生さんの腕の中で眠り凛を愛おしそうに見つめた。
「可愛いお子さんですね。お名前はなんて言うんですか?」
佐々木さんの奥さんに聞かれ、「凛です」と答えると、なぜかふたりは顔を見合わせて驚いた。
そして再び凛を見つめ、さらに涙が溢れ出す。