推しがいるのはナイショです!
「なんでこのデータ、去年のしか載せてないの? 過去10年分のデータを出すように言っておいたでしょ」
「えー? 聞いてませんよお」
「いいえ、確かに言ったわ。だからあの時メモを取っておきなさいって……」
「そうですよねー。メモをとっておけば、水無瀬さんが言ってないって証明できたのになー」
「な……」
怒りで頭が真っ白になった。でも今はもめている場合じゃない。
「なら、これすぐデータを直して。明日の会議で使うから」
「ええー? もう終業時間ですよお?」
確かに、あと30分で仕事は終わる。
主任が確認した時に、できてます、と高塚さんは言っていた。その後二人で何やら資料を見ていたので、とっくにできているものだと思っていた。
「でも、これ明日の朝の取締役会議で使う資料なの。ありません、じゃ通用しないのよ。すぐやって」
高塚さんは目も合わせない。
「資料、出来てないの?」
そこに、五十嵐課長が騒ぎを聞きつけて覗き込んだ。
「えー? 聞いてませんよお」
「いいえ、確かに言ったわ。だからあの時メモを取っておきなさいって……」
「そうですよねー。メモをとっておけば、水無瀬さんが言ってないって証明できたのになー」
「な……」
怒りで頭が真っ白になった。でも今はもめている場合じゃない。
「なら、これすぐデータを直して。明日の会議で使うから」
「ええー? もう終業時間ですよお?」
確かに、あと30分で仕事は終わる。
主任が確認した時に、できてます、と高塚さんは言っていた。その後二人で何やら資料を見ていたので、とっくにできているものだと思っていた。
「でも、これ明日の朝の取締役会議で使う資料なの。ありません、じゃ通用しないのよ。すぐやって」
高塚さんは目も合わせない。
「資料、出来てないの?」
そこに、五十嵐課長が騒ぎを聞きつけて覗き込んだ。