推しがいるのはナイショです!
会議室からぞろぞろと役員達が出てきた。それを見て、ほ、とする。
よかった。無事に終わったみたいだ。
今日の会議は、本社や他の系列会社の重役もそろって、かなり大きな会議だった。
「みんな、ちょっと聞いてくれ」
取締役の面々がいなくなった後、部長がフロアのみんなに声をかける。その部長の横に、五十嵐課長も並んだ。
「あー、実は」
部長が、ちらりと課長を見る。
「今期で、五十嵐課長がうちの会社を辞めることになった」
女子の間から悲鳴が上がる。私も、声を上げないように口元を押さえた。
あの噂、本当だったんだ。
「辞めるといっても、まったく関係なくなるわけじゃない」
どよめく課を前にして部長は続ける。
「ここでは言っていなかったが、五十嵐君は我がベガグループの五十嵐社長のご子息だ。ベガグループを継ぐため、わが社に、ま、いうなれば修行をしにきていたというわけだ」
うちの会社は、ベガグループの傘下の一つだ。観光、交通、食品など多種にわたる会社がベガグループに属している。
子息って……課長はそこの跡取りってこと?
よかった。無事に終わったみたいだ。
今日の会議は、本社や他の系列会社の重役もそろって、かなり大きな会議だった。
「みんな、ちょっと聞いてくれ」
取締役の面々がいなくなった後、部長がフロアのみんなに声をかける。その部長の横に、五十嵐課長も並んだ。
「あー、実は」
部長が、ちらりと課長を見る。
「今期で、五十嵐課長がうちの会社を辞めることになった」
女子の間から悲鳴が上がる。私も、声を上げないように口元を押さえた。
あの噂、本当だったんだ。
「辞めるといっても、まったく関係なくなるわけじゃない」
どよめく課を前にして部長は続ける。
「ここでは言っていなかったが、五十嵐君は我がベガグループの五十嵐社長のご子息だ。ベガグループを継ぐため、わが社に、ま、いうなれば修行をしにきていたというわけだ」
うちの会社は、ベガグループの傘下の一つだ。観光、交通、食品など多種にわたる会社がベガグループに属している。
子息って……課長はそこの跡取りってこと?