完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される
「いーっつもコメントしたりメッセージしたりしてたのに、全然返事くれないんだもん。だからちょっとくらい痛い目合わせてもいいよね」

 男は興奮しているのか、息が荒い。顔が見えない分不気味さが増した。

 じりじりと部屋の隅へ千紗を追い込むと、男はぎらついた目で、千紗を舐めるような目で見つめた。

「こーんなカッコを世間に晒すのはさ、つまり欲求不満てことだよね? 慰めてあげるからさぁ。楽しもうよ」
「……やめて、出ていって。みんな見てるし警察来るから」
「でもさ、リスナーにここの場所わかるかなぁ? 警察が来るまでには楽しめそうだわ」
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