完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される
「会社で君のことを好きになって、ある日たまたま君が見てる動画が目に入って、あれは高倉さんだって気づいた」
「ええ……盗み見たんですか」
「たまたまだった。けど、そのあと君の動画を調べ上げて、住んでるところも特定して、SNSで別人を装って近づいた」
「す、ストーカーじゃないですか。完全に」
「ストーカーだ。完全に」
認めた。
井村の懺悔を聞いて、千紗は混乱していた。
「素知らぬ顔して私がしてること見て笑ってたんですか……」