完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される
目を覚ますと、キッチンからいい香りがした。
「おはよう」
「おはようございます?」
一瞬自分がどこにいるかわからなくて、部屋をきょろきょろしてしまう。
──あ、私襲われて、家に帰れなくて井村さんの部屋に泊まったんだ。それで好きだって言われて、キスされて……。
昨夜のことを思い出し、耳まで赤くなる。
結局一線は越えなかったものの、暴走した井村は千紗の寝間着の中に手を突っ込んできたり、きわどい一夜だった。
「食欲、ある?」