完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される
「今、井村さんと田吾作さんが繋がった……」
「よかった」
甘く優しい声が今は心地よい。
答える代わりに、井村の背にぎゅっとしがみついた。
「今までよく一人で頑張ったね」
「うっ」
「もうこれからは一人じゃないから。無理しないで泣きたい時は泣いていいよ」
涙でぐちゃぐちゃになった千紗を抱きしめて、井村はそう言った。
「もっと早く渡せたらよかったんだけど、遅くなってごめん。いきなり俺が渡しても説明しきれなかったから」