完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される

「ようよう、兄ちゃん。よく来た。まぁ飲んでけ。好きなだけ食え」
「ちょっと叔父さん、井村さんにあんまり飲ませないで」
「ははは。千紗のBFが来たんだからもてなさんわけにはいかんだろ」
「BF?! 死語にもほどがあるよ!」
「東京の男は、みんなこんな足が長くてハンサムなのか? なんか歯磨き粉のCM出てなかったか? ニコっと笑ったら前歯が輝くやつ」

 叔父はすでに酔っており、一緒に飲む相手を欲していた。千紗の叔父だけあって酒癖が悪そうだった。

「あんまり気にしないで。うちの親族みんな距離感がおかしいの」
「いや、千紗ちゃんの親族らしいし、おもしろいよ」
 
 千紗が助け舟を出すも、叔父のウザ絡みは止まらない。

「どうだ。千紗の婿になってこっち来るってのは」
「勝手に跡取り候補にしないで!」

 千紗の親族が井村を見に続々集まり始めた。

「うわぁ。えらいイケメンだ」
「ほんとに彼氏? 騙されてない? 千紗とのファッション格差が凄いぞ」
「股下何センチですか?」
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