完璧上司の裏の顔~コスプレ動画配信者、実はファンだった苦手な上司に熱烈溺愛される
「これさ、入力しといて」
「150枚くらいありますけど、今日中ですか?」
「今日中。ねっ、会議室で部長となに話してたの?」
「バイトの私が勝手に話すのは、よろしくないので、部長に確認願います」
どうにも井村のことが気になって仕方がないようだった。罪な男だ。
パソコンの画面を見たまま言うと、立花はあからさまにムっとした顔をする。
「高倉さんてさ、もう少しコミュニケーション学んだほうがいいんじゃない? それじゃいくら仕事早くても、ちゃんとした就職できないと思うよ。いつまでもバイトじゃ将来困るでしょ」
敵意と悪意に満ち満ちている。なかなかここまで丸出しにする人もいないので、よほど千紗が気に入らないのだろう。
「私は営業ではないので、言われたことを黙々とやるほうが会社のためになると思っています。就職については、私の人生なのでご心配なく」
「ふぅん……今日は言い返すんだ」
のれんに腕押しの千紗に書類の山を押し付け、立花は給湯室に消えていく。あとから周りで二人のやりとりを見ていた女子社員が立花を追いかけていった。
「150枚くらいありますけど、今日中ですか?」
「今日中。ねっ、会議室で部長となに話してたの?」
「バイトの私が勝手に話すのは、よろしくないので、部長に確認願います」
どうにも井村のことが気になって仕方がないようだった。罪な男だ。
パソコンの画面を見たまま言うと、立花はあからさまにムっとした顔をする。
「高倉さんてさ、もう少しコミュニケーション学んだほうがいいんじゃない? それじゃいくら仕事早くても、ちゃんとした就職できないと思うよ。いつまでもバイトじゃ将来困るでしょ」
敵意と悪意に満ち満ちている。なかなかここまで丸出しにする人もいないので、よほど千紗が気に入らないのだろう。
「私は営業ではないので、言われたことを黙々とやるほうが会社のためになると思っています。就職については、私の人生なのでご心配なく」
「ふぅん……今日は言い返すんだ」
のれんに腕押しの千紗に書類の山を押し付け、立花は給湯室に消えていく。あとから周りで二人のやりとりを見ていた女子社員が立花を追いかけていった。