香道部の佐山くんに初めての恋をしました。



 私は恥ずかしくてうつむき、うなずきながら「うんっ」と呟く。


「めちゃくちゃ嬉しい!! 近づいてもいい?」

「へっ? あ、うん……ど、どうぞ」

「じゃ、失礼します」


 そう佐山くんが言うと近づいてきて手を握った。


「……好きだよ、星野さん。彼女になってください」

「わ、私も好きです。私、彼女になりたいです! よろしくお願いします! あの、佐山くん――」


 好きだともう一度伝えようとしたのだけど、彼に引っ張られて私は彼の胸元にダイブしてしまう。



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