23時のミャーの大冒険
見ればミャーは毛繕いを終えると二人で仲良く寝そべりながら猫語でやりとりしている。

(くそっ、ベッドトーク始めてんじゃねぇよ)

「颯どうかした?」

「……なんもねぇけど」

「……ねぇ、颯……」

美弥が俺を見つめると恥ずかしそうにしながら唇を開いた。

「私も……颯に恋してるから分かるなって。恋って魔法をかけられたみたいに、自分が自分じゃなくなるくらいにその人を見るだけで声を聞くだけでドキドキして、気づけばその人のこと考えしか考えられなくなってて他にはなんにもいらなくなっちゃうの」

俺は美弥の頬にそっと触れた。 

「俺も美弥と子供がいたら何もいらない」

「私もだよ、颯大好き」

俺は顔が熱くなるのを感じて掌で顔を覆う。

「あ、颯。顔真っ赤」

悪戯っ子みたいに笑う美弥を俺は腕の中に閉じ込めた。

「……えと、あの……颯」

「美弥は一生俺に恋してろ。俺は一生かけて愛情で返してやるから」

「颯っ……ンンッ」
< 15 / 19 >

この作品をシェア

pagetop