23時のミャーの大冒険
美弥が何か言おうとしたが、俺は美弥の唇を奪うように口付けた。何度か角度を変えていくうちに美弥の目がトロンとしてきて、俺は慌てて唇を離す。
 
「あー、マジで限界。なぁ、襲っていい?」 

答えは分かってるいるのに、つい美弥が可愛すぎて聞いてしまう。

「だ、だめだよっ」

俺は口を尖らせた。

「じゃあそんな可愛い顔すんなっ、俺が好きでたまらないって顔すんなっ」

「えっ……そんな顔……」 

「してんだよっ」

額をツンとつけば美弥が耳まで真っ赤にしながら頬を膨らませた。

「もうっ、颯の意地悪っ」 

ヤバいな、怒った顔も可愛すぎて今すぐにでも押し倒したくなる。 

「美弥」

「ん?颯どしたの?」

俺はキョトンとしている美弥の手を引くと、美弥の負担にならない程度に早歩きで来た道を辿っていく。 

「急いで帰んぞ、あと俺は決めたからな」

「え?何を?」

俺は唇を持ち上げながら、美弥の頬にまたひとつキスを落とした。

「わ……颯っ」

「帰ったらベッドな。もう限界。これ以上待ったら美弥不足で俺干からびる」

「ええっ!大袈裟だよっ、だって赤ちゃん……」

俺は美弥のほっぺたを左右からつまみ上げた。

「お前は黙って一生俺に抱かれてろ」
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