堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「う、うん……」

 誰が羽希だああああああっ。
 いつも名前呼ばないくせにっ。

 蓮翔は椅子から立つと、わたしの鞄を持つ。

 わたしはベットからゆっくりと起き上がり、靴を履き、ベットから降りる。

 わたしはペコッと保健の先生に頭を下げると、蓮翔と保健室を出る。

「……あっ、あのさっ」

「ん?」

「え~っと……あ、そ、そうだっ」
「ちょっとだけ教室行きたい」

「分かった」

 わたし達は1年1組の教室に向かう。

「鍵、まだ開いてんじゃんっ。中、入る?」

「うんっ」

 わたし達は教室の中に入ると、誰もいなかった。

「わたしの席ってどこ?」

「こっち」

 わたし達は窓側から3列目の後ろから2つ目の席まで歩いていく。


「ここがお前の席」

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