私のボディーガード君
「どこまで三田村の邪魔をすれば気が済むの? 三田村はあなたのせいでSPを辞める事になったのよ!」
綾子さんは若林さんの乱入に怯む事なく、顔を若林さんの方に向ける。
「当然です。勇人様は神宮寺グループの後継者になる方なんですから。勇人様が10歳の時に私の許嫁になった時から決まっている道です」
「その約束はなくなったはずでしょ?」
若林さんが立ったまま綾子さんを睨む。
「私は承知しておりません。ですから、まだお約束は続いています」
キッパリと言い切った綾子さんに頭が痛くなって来た。
そうか。三田村君がSPを辞めたのは彼女のせいか。おそらく神宮寺家が政治家でも使って圧力をかけたんだろう。
「綾子さんとお呼びしてもいいかしら?」
若林さんと睨み合い、バチバチに火花を散らしていた綾子さんが首をこっちに向ける。
「どうぞ。佐伯先生。私の話、理解してくれたでしょうか?」
「ええ、よくわかります」
「さすが佐伯先生。先生はこちら側の人間ですものね。庶民は理解ができないようで、疲れます」
なんておごり高ぶった言い方だろう。苛立ちに思わず奥歯を噛みしめる。こういうタイプは大嫌い。
綾子さんは若林さんの乱入に怯む事なく、顔を若林さんの方に向ける。
「当然です。勇人様は神宮寺グループの後継者になる方なんですから。勇人様が10歳の時に私の許嫁になった時から決まっている道です」
「その約束はなくなったはずでしょ?」
若林さんが立ったまま綾子さんを睨む。
「私は承知しておりません。ですから、まだお約束は続いています」
キッパリと言い切った綾子さんに頭が痛くなって来た。
そうか。三田村君がSPを辞めたのは彼女のせいか。おそらく神宮寺家が政治家でも使って圧力をかけたんだろう。
「綾子さんとお呼びしてもいいかしら?」
若林さんと睨み合い、バチバチに火花を散らしていた綾子さんが首をこっちに向ける。
「どうぞ。佐伯先生。私の話、理解してくれたでしょうか?」
「ええ、よくわかります」
「さすが佐伯先生。先生はこちら側の人間ですものね。庶民は理解ができないようで、疲れます」
なんておごり高ぶった言い方だろう。苛立ちに思わず奥歯を噛みしめる。こういうタイプは大嫌い。