私のボディーガード君
若林さんにも手伝ってもらって、床にぶちまけた資料は何とか片付いた。でも、気持ちは晴れず、胸の痛みは治まらない。
お昼にサンドイッチを2口かじって終わりにした。胸が重たくて食欲がない。もう少し食べて下さいと若林さんに心配される始末だ。若林さんに悪いので、もう1口食べようとした時、スマホが鳴った。
秋山さんからのメッセージだった。
明日の午後3時、神宮寺製薬に謝罪しに行くように書かれてあった。
憂鬱だ。あのお嬢様にまた会うのか。
しかも神宮寺製薬まで行くという事は、社長も出てくるの?
思わず深いため息が出る。
「佐伯先生、気分転換しませんか?」
若林さんが私を見て、ニコッと微笑んだ。
「気分転換?」
「今日は天気もいいですし。午後は仕事をサボって海を見に行きませんか?」
海か。いいかもね。
お昼にサンドイッチを2口かじって終わりにした。胸が重たくて食欲がない。もう少し食べて下さいと若林さんに心配される始末だ。若林さんに悪いので、もう1口食べようとした時、スマホが鳴った。
秋山さんからのメッセージだった。
明日の午後3時、神宮寺製薬に謝罪しに行くように書かれてあった。
憂鬱だ。あのお嬢様にまた会うのか。
しかも神宮寺製薬まで行くという事は、社長も出てくるの?
思わず深いため息が出る。
「佐伯先生、気分転換しませんか?」
若林さんが私を見て、ニコッと微笑んだ。
「気分転換?」
「今日は天気もいいですし。午後は仕事をサボって海を見に行きませんか?」
海か。いいかもね。