私のボディーガード君
「あんっ、三田村君、舐めちゃダメ。気持ち良すぎるからっ」

昼下がりの室内はカーテンを閉めていても明るくて、何も着けていない私の乳房に舌を這わせる三田村君がはっきりと見えた。三田村君が私の胸を吸ったり、舐めたりするのが恥ずかしくて堪らない。

だけど気持ちいい。

喉をつきあげて、シーツをギュッと掴んで甘い刺激に耐えるけど、声を我慢できず、甲高い声が出てしまう。部屋中に恥ずかしいほど私の喘ぎ声が響いている。私、声出し過ぎちゃない? 三田村君、引いてない? 心配になるけど、気持ち良すぎて我慢できない。

あんっ、三田村君……。

「妃奈子さん、魅力的過ぎる。もう妃奈子さんの中に入りたい」

美しい筋肉に覆われた三田村君の裸体が私の上に覆いかぶさる。太腿のあたりに硬くなったアレが当たって、子宮がキュンとする。

「三田村君、私の中に入るの?」
「ダメ?」
「ダメじゃないけど、初めてだから、その……」
受けとめられるか心配。ちゃんと入るんだろうか?
初めてだからよくわからないけど、三田村君のは大きい気がする。

「怖いですよね。女の人は最初は痛いって聞くし」
そう言って三田村君がなぜか嬉しそうに頬を緩めた。

「俺、妃奈子さんの初めての男になるんだ」
初めての男って言われて、かあーっと頬が熱くなる。
その通りで照れくさいし、経験がない事がなんか悔しい。

「私は三田村君の何番目の女なの?」
きっと三田村君は経験が沢山あるよね。
さあ、何番目って答えるの? 三番目ぐらい? それとも十番目とか? 

「もちろん、一番愛する女性です。妃奈子さんは俺の中で永遠の1番ですから」

ずきゅんんんん!
その返しズルイ。嬉し過ぎてにやけちゃう。

「もう、三田村君ズルイ。胸がきゅんとしたじゃない」

筋肉で覆われた厚い胸板に頬をつけて、すりすりと頬ずりをすると「妃奈子さんこそ、ズルイ。可愛すぎます」と言って三田村君がぎゅっと抱きしめてくれる。熱い体温と筋肉に包まれた体からは痛い程、私を好きって気持ちが伝わって来て、泣きそうになった。

三田村君が好き。大好き。
私の中でも三田村君が永遠のナンバー1だって確信する。
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