私のボディーガード君
スーツの上に見覚えのあるチャコールグレーのコートを着た浅羽が立ち上がった。私が浅羽の誕生日にプレゼントしたコートだ。別れた後も着てくれるとは思わなかった。
「久しぶり。元気だった?」
ぎこちない笑顔を浮かべた浅羽が私から1メートルぐらい離れた所で立ち止まる。
清涼感あるハーブ系の匂いが漂ってくる。浅羽がいつも付けていたコロンの香り。つき合っていた頃は気にならなかったけど、今はこの匂いが苦手。
「どうしてここに?」
「妃奈子さんがここがいいって教えてくれたから。実はちょっと胃が痛くてね。仕事のストレスだと思うんだが」
私の話を覚えていたんだ。
そう言えば、浅羽はいつも私の話をちゃんと聞いてくれた。
「妃奈子さんも胃薬を処方してもらいに?」
「うん」
「大丈夫? 妃奈子さんは無理するから心配になる」
弱っている時に優しく聞かないで欲しい。
酷い男だって忘れそうになる。
「久しぶり。元気だった?」
ぎこちない笑顔を浮かべた浅羽が私から1メートルぐらい離れた所で立ち止まる。
清涼感あるハーブ系の匂いが漂ってくる。浅羽がいつも付けていたコロンの香り。つき合っていた頃は気にならなかったけど、今はこの匂いが苦手。
「どうしてここに?」
「妃奈子さんがここがいいって教えてくれたから。実はちょっと胃が痛くてね。仕事のストレスだと思うんだが」
私の話を覚えていたんだ。
そう言えば、浅羽はいつも私の話をちゃんと聞いてくれた。
「妃奈子さんも胃薬を処方してもらいに?」
「うん」
「大丈夫? 妃奈子さんは無理するから心配になる」
弱っている時に優しく聞かないで欲しい。
酷い男だって忘れそうになる。