私のボディーガード君
すぐに立ち去ると思ったけど、三田村君は出て行かなかった。ベッドの端に腰かける気配を感じて、掛布団から覗くと、私の顔を覗き込むようにして三田村君が見ていた。
目が合った瞬間恥ずかしくて、また布団を被った。
クスッて笑う低い声がした。
「妃奈子さん、顔を見せてくれないんですか?」
布団越しに三田村君の声がする。
「酔ってて変な顔しているからダメ」
「妃奈子さんはいつも綺麗ですよ」
「三田村君、口が上手だね」
「私は本当の事しか言いません。お世辞は不得意な方です」
「議員秘書の言う事を素直に聞いちゃいけないって、秋山さんに言われているから信じられない」
「秋山さん、そんな事言ったんですか」
「そうよ。私が騙されないように教えてくれたの」
「私は妃奈子さんを騙したりしませんよ。ねえ、妃奈子さん、顔を見せてくれませんか? 三日ぶりに会ったんです。妃奈子さんの綺麗な顔が見たいです」
三田村君の言葉に頬が緩む。
私の顔が見たいなんて、やっぱり三田村君は口が上手い。
「三田村君、なんかそれって私の事、好きみたいに聞えるから」
「好きですよ」
「えっ!」
驚いて布団から顔を出すと、切なそうに細める黒目に見つめられ、鼓動が速くなる。
目が合った瞬間恥ずかしくて、また布団を被った。
クスッて笑う低い声がした。
「妃奈子さん、顔を見せてくれないんですか?」
布団越しに三田村君の声がする。
「酔ってて変な顔しているからダメ」
「妃奈子さんはいつも綺麗ですよ」
「三田村君、口が上手だね」
「私は本当の事しか言いません。お世辞は不得意な方です」
「議員秘書の言う事を素直に聞いちゃいけないって、秋山さんに言われているから信じられない」
「秋山さん、そんな事言ったんですか」
「そうよ。私が騙されないように教えてくれたの」
「私は妃奈子さんを騙したりしませんよ。ねえ、妃奈子さん、顔を見せてくれませんか? 三日ぶりに会ったんです。妃奈子さんの綺麗な顔が見たいです」
三田村君の言葉に頬が緩む。
私の顔が見たいなんて、やっぱり三田村君は口が上手い。
「三田村君、なんかそれって私の事、好きみたいに聞えるから」
「好きですよ」
「えっ!」
驚いて布団から顔を出すと、切なそうに細める黒目に見つめられ、鼓動が速くなる。