パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
ただ、可愛いだけじゃなく、こういうふうに見てくれるなんて。

「喜んでもらえてよかった。
結婚指環は一緒に買いに行こうね」

「はい」

笑う彼に微笑み返す。
駒木さんは私に嬉しいをたくさんくれる。
こんな人が私の旦那様なんて、幸せだ。

食事のあとは取ってあった部屋に入った。
前と同じく、スイートルームだ。

「先にお風呂、入っておいでよ」

「あっ、はぃっ!」

つい、声が裏返り、くすりとか小さく笑われたら堪らない。

「うーっ」

念入りに身体を洗ったあと、浴槽に浸かりながら唸ってしまう。
今から駒木さんに抱かれるんだよね……。
ちゃんとできるかな。
私、そういうお作法みたいなの、全然知らないんだけれど。
不安だよ……。

「あがりました……」

「じゃあ、僕も入ってくるね」

私と入れ替わりで駒木さんが浴室へと行く。
冷蔵庫からスパークリングウォーターのペットボトルを掴み、先に寝室へ行った。
ベッドに座って飲みながら、落ち着かない。

「あがったよ」

しばらくして、駒木さんも寝室へ来る。
弄んでいたペットボトルを私の手から取り、彼は一口飲んだ。

「もしかして、緊張してる?」

隣に座った彼が私の太ももに手を置くだけで、ぴくりと反応してしまう。

「……してます」

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